幻想籠球録~低身長バスケ部の記録~   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
力豪の3年生トリオに圧倒される巫魔。その点差は遂に2点差にまで迫られてしまう。だが、そこに明日香が駆け付け、今の巫魔を強く叱責し………!?


第140話 負けらんねぇな

明日香「さっきから試合をちゃんと見てたけど………! 後半は圧倒されっぱなし!? そんなので全国に行けると思ってるの!? 皆で全国へ行くんじゃないの!?」

 

明日香は優達が自分に気づいたのを確認すると、叱責の声をひたすら飛ばした。

 

美矢「明日香………」

 

明日香の声を聞き、巫魔の慌てようは嘘のようにとどまった。

 

滝川「ど、どうしたんだろうか………?」

 

一方の力豪は明日香による巫魔への叱責に驚いていた。だが、この叱責は巫魔………特に優へ大きく響いた。

 

優「………試合再開だ。あかり、こっちに回してもらえるかな?」

 

優は滝川のダンク後に地面へ転がっていたボールを拾い、あかりに投げ渡す。

 

あかり「えっ………? わ、分かったわ………!」

 

試合再開の笛が鳴ると、あかりは優へパス。するとその直後、優はいきなりスピードを上げたドリブルを見せる。

 

滝川「な、なんだ………!?」

 

当然これには会場の誰もが驚いていた。最初に山田と笹掛の2人が2人がかりでディフェンスに来るが、優は姿勢を低くして二人の間を突っ切った。

 

笹掛「なっ!?」

 

優に抜かれた2人は、一瞬何が起こったか分からないと言わんばかりに驚いた。次に月宮がディフェンスに来るが、優は右へ軽いフェイントを入れた後、すぐに左から抜き去った。

 

月宮「なあっ!?」

 

月宮はフェイントにまんまと騙され反応出来なかった。優はそのまま大きく飛び上がる。

 

滝川「止める!!」

 

滝川と鈴木の2人がかりで優のディフェンスに来る。しかし優は、空いていた滝川の右側へ姿勢を倒し、2人をかわした。

 

滝川「(だ、ダブルクラッチ!?)」

 

そのまま優はダンクでボールをリングへ押し込み、67vs63の4点差へ追い上げた。

 

湯津「うおおおっ!? マジかよ! 5人抜きだぜ!?」

 

湯津は優の五人抜きに驚いていた。その様子を見ていた明日香は強ばらせていた表情が落ち着き………

 

明日香「………やっぱりね。皆は凄いんだから………!」

 

優が見せたスーパープレイを嬉しそうに見ていた。ダンクを決めた直後の優は右手で握り拳を作り、その握り拳を明日香に向け………

 

優「負けらんねぇな!! 皆を全国へ連れて行く為にも!!」

 

優はそう言って、全国へ行く事を明日香へ誓った。それを見た伊吹は………

 

伊吹「よーし!! 私達にも出来る事をしようぜ!! 明日香の前でカッコつけねぇとな!!」

 

チームに対し、勢いを持たせようとする声を上げるのだった………

 

 

 

明日香の叱責から見せた優のスーパープレイ。巫魔の勢いは勝利を掴めるのか………!?

To Be Continued………




次回予告
優のスーパープレイで勢い付く伊吹達。4人の連携は、ディフェンスでもオフェンスでも活躍を見せ………!?
次回「主力じゃなくともな」
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