幻想籠球録~低身長バスケ部の記録~   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
力豪との激闘を制し、優達は全国の舞台へ行く事が確定した。長かった県大会は漸く終わりを迎えたのだった………


第九章 熱い夏の練習
第147話 追試だと


大会から数日、優と春香はクラスメイトと楽しく会話をしていた。

 

赤薔薇「全国大会ってどこでやるの?」

 

優「東京の大きい体育館だよ。近くに友力学園があって、僕にとっては久しぶりにそこで試合するっていうなかなか因果のあるものでね………まあ、明日香も無事に復帰したし、益々練習に精を出さないと………!」

 

優達の今の話題は全国大会だった。更に激しくなろうとする戦いに心を踊らせていた………が。

 

先生「はーい、席に着いて〜! テスト返すわよ〜」

 

教室に入ってきた先生の言葉で優達は一瞬のうちに青ざめた。

 

赤薔薇「………? どうしたの?」

 

赤薔薇が首を傾げる様子を見せる。

 

優「バスケ部の危機だ………」

 

優は思わずそう呟いた………

 

 

 

放課後、普段ならバスケ部は練習をするのだが………

 

ゆうか「はーい、テストの赤点数をチェックしまーす」

 

ゆうかはニコニコと笑っていた。しかし、去年も同じくチェックされた優達は知っていた。ここで赤点が多いと大変な事になる事を………

 

積牙「あの………赤点が多いと何の問題が………?」

 

積牙は恐る恐る伊吹に問いかける。

 

伊吹「バカ! 4つ以上の赤点を取ったら部活動参加禁止になるんだぞ!?」

 

伊吹は恐れるように積牙に教えた。その後ろからゆうかが顔を出し………

 

ゆうか「2人はどうだったかしら………?」

 

赤点の数を問う。2人は恐る恐る赤点の数を見せる事に………

 

 

 

その後、ゆうかはやれやれと言った様子を見せ………

 

ゆうか「やっぱり赤点4つ者はいたわね………積牙くんと光一くん、美矢ちゃんが対象者よ………まさか主力が該当するなんてね………」

 

4つ以上の赤点を取った人物は3人、積牙、光一、美矢の3人だった。

 

伊吹「ふう………危なかった………」

 

伊吹は安堵する様子を見せる。

 

ゆうか「因みに赤点3つ以下は伊吹ちゃんとほのかちゃんよ」

 

尚、ゆうかは容赦無く赤点があった人物の名前を挙げた。当然、名前を出された伊吹とほのかは驚いていた。

 

明日香「伊吹、赤点3つだったもんね………」

 

伊吹がギリギリだった事を微かに呟く。

 

伊吹「というかおかしいだろ! なんで優が赤点0なんだよ! 去年は赤点組だったじゃないか!!」

 

赤点を取った事を晒された伊吹は、優の赤点が無い事に怒る。

 

優「ふっふー! 今回は全教科60点以上なのだ!!」

 

優はそう言ってテストを見せる。彼の言うように、最低点は60点と、赤点とは完全に無縁の点数だった。

 

伊吹「な、なんで急にそんな高得点を………?」

 

伊吹は、昨年まで赤点を取りまくっていた優の突然の好成績に驚きを隠せなかった。そんな伊吹が春香の方を見やると、春香はニコりと微笑む。

 

伊吹「(………春香の仕業か………)」

 

それを見た伊吹は原因をあっさり理解した。そして………

 

ゆうか「………赤点4つ以上の3人は部活参加禁止。そして、追試を受けに行きなさい!」

 

ゆうかは赤点4つ以上の積牙達に追試を受けに行くよう命令する。

 

積牙達「つ、追試だとー!?」

 

積牙に迫る追試。これには驚きを隠せなかったのだった………

 

 

 

全国大会に向けたバスケ部に迫る思わぬ危機。果たして、積牙達3人は追試を乗り越えられるのか………?

To Be Continued………




次回予告
追試に向けた勉強の為、優と春香の家で勉強をする事になる積牙達。3人は勉強に悪戦苦闘し………!?
次回「分からねぇよ」
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