幻想籠球録~低身長バスケ部の記録~   作:Uさんの部屋

156 / 650
前回までのあらすじ
イワテの強豪校、奥泉高校へやってきた優達。だが奥泉の山吹琴乃達3人の選手と光一の雰囲気が悪く、優は頭を悩ますのだった………


第156話 計ってさしあげますわ

不安な部分はあるものの、奥泉の体育館に移動した優達は、まず軽いウォームアップをする事に。しかし………

 

光一「(くそったれ! あの女共〜! )」

 

光一は先程の因縁を根に持っているのか、レイアップ練習の時に………

 

光一「うおおおっ!!」

 

光一は琴乃達に見せつけるように勢いよくダンクをした。

 

優「こら! 光一! 独りよがりな事するなー!!」

 

当然優は光一の勝手な行動に怒る。

 

朱桜「白宮優くん、かなり大変そうですね………」

 

朱桜や伏谷の2人は、優の強い負担に不安な様子を見せる。

 

琴乃「………まあ、彼はその分チームをよく見てると思うわ。私だったら扱いに困るというか………」

 

しかし、琴乃は優のキャプテンシーを評価していた。確かに問題児を含んだチームを引っ張れるのはある意味優の良い所とも言える。そして琴乃はボールを地面に置くと………

 

琴乃「ウォームアップは済んだかしら?」

 

優の方へ声をかけてきた。

 

優「体は温まって来ました」

 

優はそう言ってウォームアップの切り上げを決める。

 

琴乃「よろしい。ではこれから練習試合をしましょう」

 

それを聞いた琴乃は練習試合に誘う。

 

優「分かりました」

 

優も、全国クラスの相手と戦えるこのチャンスに挑む事を決める。

 

琴乃「………ただし、優くんと春香ちゃんは出場禁止。それをお約束して欲しいですわ」

 

………しかし、琴乃は優と春香を抜いた上での練習試合を要求した。

 

積牙「キャプテンと春香先輩抜きで………!?」

 

これには積牙達も驚いていた。

 

光一「なんだお前ら!! 優と春香がいたら勝てねぇとでも言いたいのか!!」

 

光一は優と春香を外せという要求に対しそう問いかけた。

 

琴乃「勝てない………? ふふっ、何か勘違いなさっているみたいだけれど………貴方達の強さはまだ発展途上もいい所よ」

 

しかし、琴乃は負けるからという理由で優と春香を外しはしていない。寧ろ巫魔側に問題がある故にそうしたとばかりに言い返した。

 

光一「なんだとこの女共〜!!」

 

光一はまた殴りかかろうとし、積牙達が懸命に取り押さえていた。

 

優「やれやれ………参ったな」

 

優は光一の行動に頭を悩ませていると………

 

琴乃「じゃあ優くんは審判ね」

 

琴乃はホイッスルを優に渡し、審判をするよう要求した。優はそれに黙って頷いてホイッスルを受け取ると………

 

優「………容赦無い感じで叩き潰して貰って結構ですので」

 

と、琴乃にだけしか聞こえない声でそう言った。

 

琴乃「ええ。元よりそのつもりよ………!」

 

琴乃はそう言い返すと………

 

琴乃「計ってさしあげますわ。現代の巫魔高校の実力を………!!」

 

優と春香を抜いた巫魔を計るようにそう呟くのだった………

 

 

 

奥泉高校と練習試合をする事になった巫魔。しかし優と春香抜きというハンデを背負わされる。果たして、巫魔高校はこの試合で奥泉相手にどこまで通用するのか………?

To Be Continued………




次回予告
優と春香を欠く中でついに試合が開幕。しかし、全国でもかなり強豪の奥泉に序盤から圧倒され………!?
次回「ベスト8の強さよ」
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。