幻想籠球録~低身長バスケ部の記録~   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
琴乃の必殺技に対し、巫魔も積牙の{ソニックジャンパー}で反撃。しかし、奥泉は朱桜と伏谷の必殺技で反撃し、巫魔は突き放されるのだった………


第159話 隙が見えてきましたわよ

その後………

 

美矢「はあっ!」

 

美矢がレイアップを狙う場面。そこに涼月と美屋の2人が立ちはだかるが………

 

美矢「光一!」

 

美矢はシュート体勢にも関わらず、強引に光一にボールを回す。

 

琴乃「({自由なパス(フリーダムパス)}………! けれど無駄よ………!)」

 

琴乃はそれを見て美矢の必殺技{自由なパス}の発動に反応しつつも、特に心配を見せなかった。

 

朱桜「はあっ!」

 

何故なら朱桜がパスの最中でスティールをしてしまったからだ。

 

美矢「何っ!?」

 

{自由なパス}を止められ、美矢は驚きを隠せなかった………

 

 

 

それから数十秒程、今度は伏谷と光一の1on1に。伏谷が大きく飛び上がると共に………

 

光一「うおおっ! {ウォールブロック}だ!!」

 

光一は体を大きく広げながら飛ぶ事によって相手のシュートコースを防ぐ{ウォールブロック}を発動する。しかし、伏谷は口元に笑みを見せると、再び{スピニングティアドロップ}で、光一の上に向けてボールを放ってしまった。

 

光一「なあっ!?」

 

正面に対しては無敵のウォールブロックも、上からのボールを防ぐ事は出来ない。光一は呆然としながらボールがゴールに入るのを見る事しか出来なかった………

 

 

 

それからまた数十秒後、ボールは積牙に渡り、朱桜と再び1on1。

 

積牙「(今度も決める………!)」

 

積牙はそう考え、再び朱桜の横からドリブルで抜いてからのジャンプシュートを放つ{ソニックジャンパー}を狙う。しかし………

 

積牙「あっ………! うわあっ!?」

 

横への距離感を間違え、朱桜と激突してしまう。

 

優「プッシング! 白10番!!」

 

当然これは積牙のファール。巫魔はここまで3連続で必殺技に失敗してしまった。

 

優真「必殺技が尽く通用しないなんて………これが全国ベスト8の強さなんですか………?」

 

まだ初心者な優真にもわかる程に、現在の巫魔による必殺技は尽く失敗してしまっていた。

 

春香「必殺技が通用しないのもそうだけど………」

 

春香は必殺技が通用しない点も苦戦の理由とは考えていたが………

 

明日香「………! また山吹琴乃の{アドバンスハイスリーポイントシュート}が決まった………!!」

 

再び琴乃のアドバンスハイスリーポイントシュートが決まった事で、春香は苦戦の理由を確信する。

 

春香「今の皆は琴乃さん達が作っている、高身長選手すらかわす高さのシュートに対応出来ていない………去年の時点でもあの御三方の必殺技に対抗出来たのは優さんだけだし………」

 

そう、今の巫魔は琴乃達による3種の必殺技の軸とも言える高さに対応出来ていなかった。春香によると、これを攻略できたのは優だけとのこと。

 

結衣「キャプテンは対応出来るんですね………」

 

逆に優だけは対抗出来る事に結衣は驚いていた。

 

明日香「彼はまあ………規格外だからね………」

 

明日香は答えに困る様子でそう呟いた。一方、巫魔の苦戦を見た琴乃は………

 

琴乃「(ふふっ………隙が見えてきましたわよ………!)」

 

巫魔の隙が浮き彫りになり始め、内心喜びを見せていたのだった………

 

 

 

巫魔は高さで主導権を取られ、苦戦を強いられてしまう。果たして、このまま高さで圧倒されてしまうのだろうか………!?

To Be Continued………




次回予告
高さで圧倒され、ここで優に頼れない苦しい状況に悩まされる巫魔。それでも懸命にくらいつくが………!?
次回「勝負ありましたわね」
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