幻想籠球録~低身長バスケ部の記録~   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
春香の求めるSG像を説明する為、改めてSGというものを確認する優達。そして、視野の広さを知る為に実戦練習をする事に………?


第164話 目で追いかけちゃダメよ

琴乃「さて、視野の広さを求める為に優くんに相手をしてもらうわ」

 

琴乃はカラーコーンを置いた後、優と春香の1on1形式でやることに。

 

琴乃「ルールは簡単。私がスリーポイントラインの内側に入ったら、私にパス出せばOKよ」

 

琴乃は簡単に特訓ルールを説明した。

 

春香「簡単なルールですね………?」

 

春香はあまりにも単純なルールであるため首を傾げた。

 

琴乃「でも、カラーコーンを置きながらやるとそう簡単には行かないわよ? それに、相手は優くんだからね………」

 

琴乃は単純である事は認めつつも、難度が高い事を指摘する。

 

琴乃「じゃあ、行くわよ!」

 

琴乃はそう言うと、春香にボールをパスし、インサイドに入る。

 

春香「(よし、ここでパスを………!!)」

 

春香はそう考えてパスを出そうとする。しかし………

 

優「おっと、させないぜ!」

 

優は体を広げ、パスをさせない。

 

春香「っ………!」

 

春香はパスを出せずにいた。そんな中、インサイドの所々に置いてあるカラーコーンが春香の視界に映った。

 

春香「(………琴乃さんの言う通り、カラーコーンが置いていると見えにくい………!)」

 

そんな中琴乃が右斜めの方にいる事に気付く。

 

春香「(琴乃さん………!)」

 

春香は琴乃にパスを出そうとするが………

 

優「だりゃっ!!」

 

優は春香の手からボールを叩き落とした。

 

春香「ああっ!?」

 

春香は驚きを隠せなかった。

 

琴乃「………流石ね」

 

琴乃は優の容赦の無いスティールに感心を見せる。

 

琴乃「はい、もう1回! あと、目で追いかけちゃダメよ!!」

 

琴乃はアドバイスをしながらもう一度やるように呟く。

 

春香「(今度こそ………!)」

 

春香はボールを手にすると………

 

春香「(今度は動いてかわしてみよう………!)」

 

今度は動いて優の隙を突こうとする。

 

優「遅い!」

 

しかし、優のスピードの方が速すぎてかわせない。

 

春香「ぐっ………!」

 

それでも何とか隙を突こうと優の左脇の方へ動いてみせるが………

 

優「………うわっ!?」

 

その際に優と接触。優は後ろから倒れてしまう。

 

春香「あっ………!」

 

これが実際の試合なら文句無しでプッシング。春香も足が止まってしまう。

 

春香「だ、大丈夫ですか!?」

 

春香は慌てて優に駆け寄った。

 

優「大丈夫大丈夫………」

 

優は軽く体を起こした。

 

春香「(………スリー以外で貢献した事はあまり無いから、視野を広く持つのがとても難しい………そう考えると、優さんやPGの皆さん、力豪の笹掛さんのように広い視野を持つ人って凄いのね………)」

 

この特訓の中で、春香は広い視野を持つ選手達を改めて尊敬する様子を見せたのだった………

 

 

 

春香は広い視野を求める特訓をする中で、その難度の高さを知る。果たして、春香は広い視野を身につける事が出来るのか………!?

To Be Continued………




次回予告
夜が更けるまで特訓が続くが、春香は優に勝てずにいた。しかし、周りを見る目はいつしか自然と広くなっていて………!?
次回「広く見えます」
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