幻想籠球録~低身長バスケ部の記録~   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
優との特訓で、遂に彼をかわして琴乃へパスは出来なかった春香。しかし、春香は特訓の中で広い視野を手に入れていて………!?


第166話 こりゃ驚きだ

翌日、優達は5vs5の試合形式によるゲームをしていた。両チームのメンバーは以下の通りである。

 

優チーム(黒)

PG 18番 影美優真

SG 13番 宮野あかり

SF 9番 闇光レイ

SF 19番 夢野明日香

PF 4番 白宮優

 

春香チーム(白)

PG 12番 天野美矢

SG 5番 白宮春香

SF 10番 江野積牙

PF 11番 佐野伊吹

C 17番 相田光一

 

優「よし! いいぞ!! 攻めろ!!」

 

このゲームにおいて優は、優真のサポートに回りながら、他の選手達を活かすプレイをしていた。スリーポイントラインの外にいた優は、優真からのパスを受けた。

 

伊吹「(スリーか………!?)打たせねえ!!」

 

伊吹が優のシュートをブロックしに走ってきた。しかし、これによって明日香がフリーになったのを優は見逃さず、鋭いパスを送った。

 

明日香「ナイス!」

 

明日香はそのままレイアップでゴールを決めた。

 

美矢「(いや、参ったな………キャプテンに外があるせいで、注意を強くしなきゃなんねぇ………キャプテンが味方でよかったって思えるくらい脅威だぜ、ありゃ………)」

 

美矢は優がオールラウンダーとして機能するようになり、更にシュート、オフェンス、ディフェンスのどれも最強クラスの強さを持っている事を恐れていた。しかし………

 

春香「まだまだ! 1本! じっくり返しましょう!!」

 

そこで春香が声を出し、チームの士気を維持する様子を見せる。

 

光一「(そういえば、ゲームの中でやけに春香ちゃんの口数が増えたな………まるで力豪のSGみたいだ)」

 

光一にとって、その光景は力豪のSG笹掛を思い出させていた。そして春香から美矢にボールが渡り………

 

美矢「よし! 速攻!!」

 

美矢は速攻をかける。

 

優「戻れ!」

 

優も素早い判断で優真達をディフェンスの意識へと変える。そして美矢の前に優真が立ちはだかるが………

 

美矢「甘いぜ!」

 

美矢は優真を軽々と抜いた………

 

優「どっちがだ!!」

 

だがそんな事など優にとっては織り込み済み。美矢がドライブで優真を抜いた際に生じる一瞬の隙をスティールで突こうとしていた。

 

美矢「やべっ!」

 

美矢は強引に春香の方へパスをする。

 

優「あかり! 春香にスリーを打たさせるな!」

 

優は春香にボールが渡ったのを見て、すぐに警戒心を見せる。優の指示を受けたあかりは、春香にシュートさせまいと立ちはだかる。

 

春香「ふうっ………」

 

だが、あかりのディフェンスを前に、はるかは恐ろしく冷静だった。

 

美矢「よし! こっちだ、春香!」

 

そんな中、優から距離を取り、体制を立て直した美矢がパスを要求。

 

優「させるか!」

 

優は美矢のマークを続行。しかし、春香は美矢そっちのけで積牙にパスをした。この時の積牙はフリーだった。

 

優「しまった!」

 

美矢を囮にした春香の策に嵌ってしまった優達。積牙は冷静にジャンプシュートで得点を決めた。

 

積牙「よーし!」

 

積牙は得点を決めた事を喜んでいた。しかし、それ以上に春香のプレイングに、体育館にいる選手達が驚いていた。

 

優「(こりゃ驚きだ………積牙がフリーである事を見抜き、美矢を囮に使うなんて………昨日の特訓の効果は想像以上だな………)」

 

優は先日の特訓の効果が出ていると賞賛すると共に、春香の恐ろしい成長速度を実感するのだった………

 

 

 

特訓の成果を存分に発揮する春香。その力は優達を大きく驚かせるものだった。春香の大成長により、巫魔はまた1つレベルを上げたのだった………

To Be Continued………




次回予告
春香の視野が大きくなった事を危惧する優は、珍しくディフェンスで春香とマッチアップをする。優の激しいディフェンスを前に、春香は苦し紛れにシュートを放つ………
次回「今の手応えは」
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