幻想籠球録~低身長バスケ部の記録~   作:Uさんの部屋

169 / 650
前回までのあらすじ
優はツーハンドダンクによって思わずゴールを破壊してしまう。しかし、その威力は必殺技に昇華出来るものであると見られ………!?


第169話 そういう事か

それから1時間後、琴乃は先程のゲームのビデオ、そして、同じくゴールを破壊した力豪戦時の映像を確認して戻ってきた。

 

琴乃「先程のダンクなんだけど………はっきり言って17番くんのダンクより威力があると分かったわ」

 

琴乃が真っ先に触れたのは、光一よりも優のダンクの方が強い威力を持っているようである。

 

光一「はあっ!? んなアホな!! 優は俺よりずっと小柄なんだぞ!? どうしてそんな結論が出るんだよ!?」

 

光一は半分怒るようにそう返した。

 

琴乃「そうね………そもそも不思議だったんだけど、優くんはPFとは思えない華奢な体格で、よくもまあパワープレイ出来るなと思っていたのだけど………しっかり調べて見たら原理が理解出来たわ」

 

琴乃はそう言って、優がパワープレイの出来る選手である理由を理解した。

 

琴乃「優くんは体幹が強いのと筋肉の使い方がとてつもなく上手いのよ」

 

その理由に、体幹の強さや筋肉の使い方を挙げた。

 

美矢「体幹の強さに筋肉の使い方………ああ、成程、そういう事か」

 

この理由について真っ先に納得したのは美矢だった。

 

積牙「えっと………つまりどういう事ですか?」

 

積牙は首を傾げる様子を見せる。

 

美矢「キャプテンは全身の力を満遍なく使ってるって事だよ。確かに単純なパワーなら光一の方が上だ。筋肉量も含めてな。でもキャプテンは全身の筋肉を適切に、そして最大限に使えるだけのテクニックがある。だからこのお嬢様はキャプテンのダンクの方が強いって言ったんだよ」

 

美矢は琴乃の言葉について解説を入れる。

 

春香「そうだったんですね………ダンクのみしか決めていない優さん時代の時点で、相手からファールを貰いながらシュートを決めるのが上手いなと思っていましたけど………」

 

その言葉で春香は、優が俗に言う3点プレイを得意とする選手であった理由を理解する。

 

優「昔、修也からリバウンドの事とかインサイドのプレイングについて教えられた時に筋肉の使い方や腰の落とし方なんかを教えられてはいたんだけど………そういう事か」

 

琴乃と美矢の説明を聞いた優は、過去に修也から聞いたアドバイスを思い出していたが、そのアドバイスがこんな形で活きてきた事を実感する。

 

琴乃「そして、優くんが先程ゴールを壊してしまったダンク。あのダンクはそこから優くんの跳躍力と腕の使い方が合わさった為に瞬間的な爆発力を持ってしまっているのだと思われるわ」

 

そして琴乃は、優のダンクがゴールを破壊してしまった理由について、そのように考察を行うのだった………

 

 

 

優のダンクが持つ威力は計り知れないものであり、恐ろしく強いものだった。果たして、このダンクをどのように必殺技へ昇華させるのか………!?

To Be Continued………




次回予告
自分なりのPG戦法の模索、新必殺技の完成などインターハイ本戦までに行う課題が積み重なる優。そんな中、春香も新必殺技開発の為にこの日も自主練習をする様子を見せ………?
次回「3つ目のスリーにしたいんです」
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。