幻想籠球録~低身長バスケ部の記録~   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
一触即発の空気は、身軽が仲裁に入る。しかし、チームの険悪さについて身軽はノータッチな様子を見せたのだった………


第176話 それは俺達の問題だ

優は春香以外の部員達には一度学園の外へ出てもらい、修也達3人と体育館裏へやってきた。

 

優「………あの練習試合以降、こんな調子なのか?」

 

優は修也達に自身の抱えている疑問を口にする。

 

修也「まあな………」

 

修也は困った様子を見せる。

 

アリサ「………悪いのはアイツだもん」

 

アリサは浩太に対し怒りを見せていた。

 

優「君達の怒る気持ちは分かる。でも、それじゃあチームワークなんて形成されないよ………!!」

 

優はそう呟いたが………

 

修也「それは俺達の問題だ………今のミドレーユには関係無いだろ!!」

 

修也はそんな彼を突き放してしまった。

 

優「修也………」

 

優は言葉を失う。

 

優「………ごめん、勝手な事言って。僕はもう君達の仲間でも無いのに………」

 

優は申し訳ない様子を見せる。

 

優「春香、行こう………3人とも、呼び止めて悪かった。明日はいい試合にしような………」

 

優はそう言って、諦めるようにその場を去る事に。

 

春香「え………? は、はい………」

 

春香は優の後ろ姿を追いかける。

 

芽衣「ま、待って………!!」

 

そんな中、芽衣は優の背を追いかける。

 

優「芽衣………どうしたの?」

 

優は芽衣の方へ視線を向ける。

 

芽衣「優くんの事は今だって仲間だと思ってるよ………! 修也くんだって、アリサちゃんだって………私だって………!!」

 

芽衣は先程の会話についてフォローをしてきた。

 

優「そっか………」

 

優は芽衣の言葉を受け入れる。しかし、芽衣の心の内にも怒りが存在している事は確かであり、優は複雑な様子を見せる。

 

優「………頼むから芽衣も憎しみに負けるなよ。そんな君を見たくないから」

 

優は立ち去る際にそう呟いた。優が立ち去った後、芽衣は俯き………

 

芽衣「………優くん相手には誤魔化せないよね………」

 

自分にしか聞こえない声で、1人そう呟くのだった。

 

 

 

そして優と春香の2人が積牙達の元へ向かう際、優は春香に対して口を開いた。

 

優「………ねぇ、僕って甘い奴なのかな………? 僕って………過干渉な奴なのかな………?」

 

優は自分が甘く過干渉な人間なのかを問いかけていた。

 

春香「私は好きですよ。優さんのキャプテン像。それに、修也さん達の皆さんと楽しい戦いをしたい………だからこそ修也さん達に干渉していたのでしょう?」

 

春香はそう言って優の心の内を解き明かした。

 

優「………こういう時の君の言葉が暖かくて助かる。ありがとう」

 

優は春香の言葉で幾らか落ち着きを取り戻した。

 

優「………春香。僕は腹を括る事にする。僕は全力で明日の試合に臨む………例え友力の体制がボロボロでもね………!」

 

そして覚悟を決めた。例え友力の心がバラバラだったとしても、全力で叩き潰すと………

 

 

 

再会した修也達との雰囲気は最悪だった。果たして、これが明日の試合にどう影響するのか………?

To Be Continued………




次回予告
全国大会中に宿泊をする予定である白宮家にやって来た優達。白宮家はお嬢様である春香の実家なだけあって大きく………!?
次回「でっけえ家だな」
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