幻想籠球録~低身長バスケ部の記録~   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
優は浩太のシュートをブロックするが、浩太の悪質なファールにより一時離脱してしまう。それと同時に美矢は光一に対し、浩太の傾向を伝えるのだった………


第186話 負けるかよ

優の代わりに出た優真が、アンスポーツマンライクファールによるフリースロー2本に挑む。シュート力については安定している優真は、1本目を難なく沈め、続く2本目も苦戦する事無く沈めて見せた。

 

伊吹「よし、同点だ!!」

 

試合開始から6分。スコアは16vs16の同点になった。

 

身軽「大丈夫大丈夫。落ち着いて戦う気持ちを忘れるなよ」

 

身軽は同点になったものの落ち着いた様子を見せ、チームを落ち着かせようとする。そして、巫魔ボールによる試合再開。美矢からボールは優真に渡るが………

 

芽衣「もらった!」

 

まだ未熟な優真では芽衣相手に苦戦させられ、ボールをスティールされてしまった。その零れ球を拾ったのは浩太だった。

 

修也「またアイツにボールが渡った………!?」

 

修也は浩太がボールを拾った事にイライラする様子を見せる。

 

浩太「(俺が………俺が決めなきゃいけないんだ! そうすれば、アイツらだってつまんねー意地を捨ててくれるはずだ………!!)」

 

浩太からすれば、この行為は険悪になった修也達の信用を取り戻す為の懸命なプレイだった。しかし、それが修也達のストレスを押し上げている事には気づいていない。そして、浩太は再びシュートを狙うが………

 

光一「俺がお前に負けるかよ!!」

 

光一は浩太のシュートをブロックした。美矢が予測したように、浩太にはパスをする選択肢が無い。光一からすれば後はタイミングを読めばいいだけなので楽なものである。

 

浩太「なあっ!?」

 

浩太は驚きを隠せない様子を見せた。しかし、零れ球は修也が拾うと、すぐさまダンクを決め、再び友力の2点リードに。

 

修也「たくっ、余計な事しやがって………」

 

これには修也も思わず苦言を呈した。浩太も何か言い返したかったが、再び乱闘になる未来が見えたのか、何も言い返せなかった。

 

光一「すまねぇ、皆………」

 

光一はボールを押し込まれた事を謝るが………

 

春香「大丈夫。光一くんの方が有利だって分かっただけで大きな収穫よ」

 

同時に浩太よりも光一の方が流れを掴んでいる証明にもなり、春香達はたかが2点の失点と考えて気にする様子は見せなかった。

 

春香「よーし、反撃行くわよ! 優さんが落ち着いて戻ってくるまで、なんとかこの場を死守しましょう!!」

 

積牙達「おおー!!」

 

優不在の中、春香が声をかける。積牙達も声を上げた事で、巫魔の士気は一層強まる様子を見せたのだった………

 

 

 

浩太の動きの傾向が判明し、光一に益々流れがやって来た。優不在の中、この局面でどれだけの活躍を狙えるのだろうか………!?

To Be Continued………




次回予告
優真を起点とした攻撃を行う巫魔。巫魔の鋭いパスに真っ直ぐな光一のプレイにより、試合開始7分の段階で、巫魔が有利になる展開が訪れる………!!
次回「初っ端から大チャンスだ」
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