幻想籠球録~低身長バスケ部の記録~   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
光一が齎したチャンスは、修也のプレイによってまたしても友力有利の流れを生み出してしまった。しかし、美矢は次の策を狙っており………!?


第189話 チームファール

その後、修也が安定してフリースローを沈め、スコアは3点差の18vs21に。

 

光一「3点差がなんだ! まだまだ行くぜ!!」

 

光一は美矢にパスをし試合再開。そして………

 

美矢「2点ずつやっても埒があかねえ………! 春香、アンタのスリーで追い上げるぞ!!」

 

美矢は春香のスリーを起点に攻める事を宣言する。

 

春香「ええ!!」

 

春香もそれに応じ、もう既にフロントコートのスリーポイントラインの外側にスタンバイしていた。

 

アリサ「させない!」

 

しかし、友力の中で春香の技を最も理解しているアリサは当然のようにマークに来る。しかし、美矢はお構い無しに春香へボールをパス。

 

アリサ「(地味に距離がある………来るとしたら{フェイダウェイスリーポイントシュート}………?)」

 

春香とアリサの間に生じた幾らかの距離。そこから春香の狙いは{フェイダウェイスリーポイントシュート}だと予測するアリサ。春香が膝を曲げて跳躍する寸前、アリサは僅かに早く前の方に跳躍する。だが、春香は前の方へ飛んだ。

 

アリサ「なっ!? {パワースリーポイントシュート}!?」

 

アリサは読みが外れて動揺。そのまま春香に接触してしまい、審判の笛が鳴った。当然のように春香のスリーは決まった。

 

審判「プッシング! 紫6番!」

 

春香のパワースリーポイントシュートが形成される。

 

美矢「よし………!」

 

美矢はこのファール成立と共にガッツポーズを作った。その理由は………

 

審判「………チームファール!! フリースロー!!」

 

第1Qにおける友力のファール数が通算5つとなり、チームファールが成立したからだ。

 

結衣「チームファール………? なんですか、それ?」

 

結衣は聞き慣れないコールに首を傾げる。

 

あずさ「チームファール。1つのQでチーム合計5つ以上のファールを犯してしまうと、ファールの内容に関係なくフリースロー2本が成立するの。一応1本目を外したら2本目は無くなるけど………」

 

あずさはチームファールについて説明。その過程でデメリットについても話はするが………

 

審判「ツーショット!」

 

審判からボールを受け取った春香は、難なく1本目のフリースローを沈める。

 

伊吹「まあ春香には無縁の話よな………」

 

元からシュート成功率の高い春香には無縁の話であるようだ。これにより22vs21で1点リード。続いて2本目。春香はこれも冷静に沈めてみせ、23vs21の2点リード。

 

美矢「(よし、春香の決めた3点と併せて2点追加。この5点は悪くないぜ………!)」

 

美矢はチームファールを利用した5点プレイで、一気に逆転を見せた。そんな中、美矢のガッツポーズを目にした芽衣は、これが彼女の策略である事に気付いた………

 

芽衣「(やっぱり美矢さんは凄い頭の回る人だなぁ………でも、私には私にしかない武器があるから………!)」

 

しかし、芽衣は心の中で強く意気込む様子を見せたのだった………

 

 

 

試合は23vs21の2点リード。まだ第1Q開始から7分半。試合は始まってまだ時間の経たぬ中、一進一退の展開を見せていたのだった………

To Be Continued………




次回予告
2点リードを得た巫魔。しかし友力も負けじと反撃に転じる。その中で芽衣は彼女のスキルをフル活用し………!?
次回「なんだ今のパスは」
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