幻想籠球録~低身長バスケ部の記録~   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
優がPGとしてのプレイングを見せつけ、31vs32の1点差で第1Qを終える巫魔。しかし、まだ勝負は前半戦に過ぎず………!?


第195話 また身軽さんか

第1Qは優の一時的な負傷退場や、浩太の4ファールなど序盤とは思えない波乱の展開が多く、スコアも第1Qとは思えない30点台。

 

優「ふうっ………ちょっと飛ばし過ぎたかな………思ったより善戦したとも言えるが………」

 

優はスタミナの消費が第1Qにしては大きい事を予感する。それと同時に結衣から借りたスコアメモを目にすると………

 

優「積牙、光一、春香のファールが1個ずつか………3人とも、ファール気をつけろよ」

 

3人のファールに気付き、ファールしないよう声をかける。

 

美矢「あー、確かにあの3人のとこは不安よな。積牙は言わずもがな、修坊と6番のスリーシューターがファールを誘発する可能性あって厄介だもんな」

 

美矢は3人のファールを警戒する意図に気付き、そう説明をした。

 

積牙「俺はもうファールする前提なんですか………」

 

積牙はそれを言われて落ち込む様子を見せる。そんな中、スコアメモを見た優は………

 

優「スコア0は………また身軽さんか………」

 

練習試合の時と同じく、身軽が第1Qでは大人し過ぎる程に何もしていないことに気づく。

 

優「積牙。例え身軽さんが突っかかってきても熱くなるなよ。それこそあの人の思う壷だから」

 

優はこの先にまた身軽が動き出すと見てそう指示をする。

 

積牙「は、はい!」

 

以前してやられた経験から、積牙もいくらか身構える素振りを見せた………

 

 

 

一方、友力ベンチでは………

 

奄美「巫魔は思った以上に善戦しているようだな。それに、まだ白宮優がスタミナを幾らか残しているのも警戒せねばならない。天野、今の友力で奴に真っ向から挑める相手はお前しかいない。変わらず白宮優へのマークを続行しろ」

 

奄美がチームに指示をしている真っ最中だった。

 

修也「はい!」

 

第1Qでは確実な得点仕事が多く、優とあまり勝負が出来なかった修也。そんな彼の闘志は熱く燃えていた。

 

奄美「それから身軽………この試合、お前には練習試合の時以上に働いてもらう。第3Q前に着くであろうあのバカが帰ってくるまでに………巫魔のスタメンの誰でもいい。1人コートから追い出せ」

 

更に奄美は身軽に、巫魔の主力を切り落としていくよう指示した。

 

身軽「分かりました………ああ、そうだ。修也とアリサ。2人もガンガン相手のファールを貰っていってくれ」

 

それを聞いた身軽は、巫魔の主力陣からガンガンファールを誘発する事を指示する。

 

身軽「チームファールなんてやられたんだ。こっちもやり返してやろうじゃん」

 

普段放任主義の身軽も、この試合の時は心の中で闘志を燃やす素振りを見せたのだった………

 

 

 

初っ端から両チームの強い熱さを見せた第1Q。しかし、この時の会場で予感する者は少なかった。この第2Qもまた、激しい展開が続くということを………

To Be Continued………




次回予告
開幕する第2Q。初っ端から身軽が突っかかる様子を見せると、積牙からのファールを誘発してきて………!?
次回「前回の二の舞さ」
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