幻想籠球録~低身長バスケ部の記録~   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
31vs32の1点負けた状況で第1Qを終えた巫魔。前回のように身軽はスコア0であり、第2Qで動きを見せ始めようとしていた………


第196話 前回の二の舞さ

審判「第2Q、始めます!」

 

審判の言葉で試合再開。両チームの選手がコートに戻り、巫魔ボールで試合再開。

 

春香「美矢ちゃん!」

 

春香は美矢にボールをパス。美矢は素早いドリブルで前線に切り込んでいく。そこに芽衣がディフェンスにやってくる。

 

美矢「積牙!」

 

美矢は積牙へボールをパス。そこへ身軽が走り込んできた。

 

身軽「おっと、行かせないよ」

 

前回は積牙を完膚なきまでに叩きのめした身軽。

 

積牙「(冷静になれ………この人だって無敵じゃないはずだ………!)」

 

積牙は冷静に左側へ動く。

 

身軽「(これは………)」

 

身軽は積牙を追いかけるように右側へ動く。

 

積牙「(よし、今だ!!)」

 

積牙はそこから右側へ切り返し、身軽を抜こうとした。

 

伊吹「よし、そのまま{ソニックジャンパー}だ!!」

 

伊吹がそう声をかけたその直後………

 

身軽「ふふっ………予想した通り………だ!」

 

なんと身軽の右移動はフェイントだった。直後に左移動に切りかえ、積牙のフェイントを無力化した。

 

積牙「あっ!?」

 

動揺する積牙。この動揺によって思わず身軽と激突した。

 

身軽「うあっ!?」

 

身軽は積牙に押される形で倒れた。当然、審判の笛が鳴り………

 

審判「プッシング! 白10番!!」

 

積牙が2つ目のファールを取られた。

 

身軽「ふうっ………ナイスファール」

 

身軽は挑発するようにそう呟いた。

 

積牙「なっ………!?」

 

身軽の挑発に積牙は思わず熱くなりかけたが………

 

優「やめろ、積牙」

 

優がフォローをする形で声をかけた。

 

身軽「………先に言っておくよ。俺がディフェンスする限り、君は俺の掌の上で踊らされるだけ………即ち、前回の二の舞さ」

 

しかし、身軽はそう言って挑発を強める。

 

積牙「ぐっ………!」

 

身軽の挑発に、積牙は軽くではあるが乗ってしまう様子を見せる。これを危惧した優は………

 

優「美矢、ちょい来て」

 

美矢に声をかけた。

 

美矢「どうした、キャプテン?」

 

美矢は首を傾げながら優に近づく。

 

優「積牙にパスを回すのはフリーの時に頼む。これ以上積牙のファールを増やさせるわけにはいかない」

 

優は美矢にのみ聞こえる声でそう呟いた。

 

美矢「………了解。任せとけ」

 

美矢は静かに頷いた。しかし………

 

身軽「(対策してこようとしてるな………でも何をしたって無駄さ………俺の前では操り人形のように踊り狂うしかないのさ………)」

 

身軽は2人の秘密の会話を前にしても自信を崩さないのだった………

 

 

 

第2Q開始早々、積牙が2つ目のファールを取られてしまう。優達も作戦を取るが身軽の余裕は崩れない。果たして、身軽が余裕を見せる理由は何故なのか………!?

To Be Continued………




次回予告
積牙と身軽をオフェンスでマッチアップさせないように美矢は策を張り巡らす。しかし、身軽による積牙へのファールトラップの毒牙がまたしても突き刺さり………!?
次回「そんなの無駄さ」
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