幻想籠球録~低身長バスケ部の記録~   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
なんとしても積牙を4ファールにしまいと奮闘する巫魔。しかし、身軽の策に三度ハマる事となり、積牙は4ファール交代となってしまうのだった………


第199話 まだまだだね

その後のフリースロー。身軽は1本目は綺麗に沈めたが………

 

身軽「………やべ」

 

2本目は外してしまった。そしてリバウンド勝負となり………

 

優「うおおおっ!!」

 

この場面は優が上手くリバウンド対決を制した。

 

優「(積牙が抜けてしまったのは確かに痛手だ………でも、いつまでも翻弄されてばかりでいられるか………!!)」

 

第2Qで逆転を狙う優の熱い闘志が、リバウンドを取る機動力となったようだ。

 

優「攻めるぞ! 積牙が抜けたこの場面、なんとしても切り抜ける!!」

 

優はそう宣言すると、優真にボールをパスした。

 

芽衣「(反撃が来た………!)」

 

ドリブルで上がる優真に対し、芽衣は素早く戻ってボールを奪取した。

 

優真「ああっ!? (な、なんて戻りの速いディフェンス………!!)」

 

これには優真も驚きを隠せなかった。

 

芽衣「(あの優真ちゃんって子、前と比べてドリブルはずっと上手くなってる………でも、まだまだだね)」

 

芽衣は優真の成長こそ認めていたが、まだ自分のレベルまで上がってはいない事を見抜いた。

 

芽衣「アリサちゃん!!」

 

芽衣はボールを持つと共にアリサに対し声をかける。

 

美矢「は、春香! 6番気をつけろ!!」

 

美矢はアリサにパスが行く事を警戒し、春香に声をかける………

 

芽衣「(………そう見せかけて………!)」

 

しかし、芽衣は隙を突き、ボールを高く打ち上げた。

 

美矢「………! し、しまった! 真の狙いは修坊へのパスか………!!」

 

これには美矢や春香も驚いていた。しかし打ち上がったボールに対し真っ先に反応したのは優だった。

 

芽衣「っ………!? 優くん!?」

 

優は修也が取るよりも前にジャンプし、ボールをキャッチした。

 

優「優真、上がれ!!」

 

優はそう言うと、前線の優真に向けてボールをパス。優真は既にゴール近くまで上がっていた。

 

修也「速攻か!?」

 

修也やアリサは、優真の速攻に驚いていた。しかし、芽衣はこの場面でも冷静にディフェンスへ戻り、優真を追いかける。

 

美矢「逃げ切れ、優真!!」

 

美矢は優真に対し声援をかける。優が投げたボールが優真の手に届くと、優真はそのままレイアップを狙う。

 

芽衣「させないよ………!!」

 

しかし、芽衣が間一髪で追いついて見せ、優真の手からボールを叩き落とした。叩き落とされたボールはコートのライン外へバウンドし………

 

審判「アウト・オブ・バウンズ! 白ボール!!」

 

巫魔ボールのスローインとなった。

 

春香「あ、あの場面から追い付いた………!?」

 

光一「おいおい、あのちっこい子、あそこまでやるのかよ………!?」

 

これには巫魔メンバーも驚きを隠せなかった。しかし………

 

優真「まだまだ………こんな所で諦めません………!!」

 

優真は諦める気など全く無かったのだった………

 

 

 

逆転を目指して攻撃に転ずる巫魔だが、優真が芽衣に対して苦戦を強いられていた。果たして、優真はこの状況を打開できるのか………!?

To Be Continued………




次回予告
巫魔のスローイン。優真が勝つ事を信じる優は再びボールを優真へパス。優の意図に首を傾げる芽衣だったが、2度のディフェンスから優真はまた1つ成長を見せており………!?
次回「3回目は違います」
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