幻想籠球録~低身長バスケ部の記録~   作:Uさんの部屋

201 / 650
前回までのあらすじ
優はあくまで優真vs芽衣の勝負を、優真が勝つと信じていた。そしてその目論見がはっきりとしたように、優真は3度目にして芽衣を出し抜いて見せ………!?


第201話 調子が出てきました

アリサによる芽衣へのパスで試合再開。芽衣は即座に前線へ上がっていた修也に向けてボールをパスした。

 

美矢「何っ!?」

 

この時、まだディフェンスに戻りきれていなかった巫魔は追い詰められる。

 

修也「貰った!」

 

パスを貰った修也はそのままレイアップを狙うが………

 

優「させるか!」

 

優が間一髪修也のレイアップをブロック。

 

修也「ミドレーユ………!!」

 

優が素早く戻ってきた事に修也も驚いていた。零れ玉を美矢が拾うと………

 

美矢「優真!」

 

すぐに優真へボールをパス。優真は速い動きで前線に上がる。

 

芽衣「………! (優真ちゃんのスピードがさっきより上がっている………!!)」

 

芽衣は、試合の中で優真が成長している事に気付いた。すぐさま芽衣がディフェンスに駆けつける。優真がスリーポイントシュートの体勢に入ると、芽衣はジャンプしてブロックしようとする。しかし、優真はそこでは飛ばずに動きを止めていた。

 

芽衣「(フェイク………!?)」

 

芽衣は再び優真に出し抜かれてしまった。芽衣が落下を始めたタイミングで優真もジャンプし、スリーポイントシュートを放つ。

 

優真「芽衣さん………でしたよね」

 

その直後、優真は芽衣に対し声をかけた。

 

優真「不思議なんです………貴女を相手に初めて出し抜いた時から………調子が出てきました………!!」

 

優真は自身の調子が上がってきた事を芽衣に向けて口にした。それを表すように、優真のスリーポイントシュートは見事にゴールリングの中へ吸い込まれた。

 

伊吹「よーし! 決まったぞ!!」

 

優真のスリーポイントシュートが炸裂し、巫魔は36vs35で逆転。この逆転にはベンチ陣も盛り上がっていた。

 

芽衣「(さっきの言葉………あれを信じるのならば………優真ちゃんの中に隠れている強かな意志が私を相手にする事で強く現れたって事だよね………)」

 

そんな中、芽衣の頭の中では優真の言葉が巡っていた。それを優真の強かな意志であると推察した芽衣。

 

芽衣「(その強かな意志を前に私の心が熱くなってきている………そうか、そうだったんだ………)」

 

同時に自身の心が熱くなっている事から芽衣はとある事実に気づくと、優真に近づき………

 

芽衣「修也くんと優くんが、アリサちゃんと春香さんがライバル関係であり………私にはそんな関係の相手は現れないと思っていたけど………私にもしっかりいたんだ、ライバル関係の相手。それは………」

 

芽衣は優真を指差すと共に言い放った。

 

芽衣「………優真ちゃん、貴女だよ」

 

優真が自身のライバルであると………

 

 

 

優真の活躍で遂に逆転した巫魔。しかし、芽衣は優真に2度出し抜かれた経験から、ライバルであると認識して闘志を燃やし始めた。果たして、この2人の対決はまだ盛り上がりを見せるのか………!?

To Be Continued………




次回予告
芽衣が優真をライバルと認めた事で闘志を燃やし、本来以上のパフォーマンスを発揮するようになる。優真もそれに応えるように更なる成長を遂げていき………!?
次回「100%なんてものじゃない」
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。