幻想籠球録~低身長バスケ部の記録~   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
優真が再び芽衣を出し抜いてみせた事で逆転に成功する巫魔。それと同時に芽衣は優真をライバルと認め………!?


第202話 100%なんてものじゃない

身軽から芽衣がパスを受ける形で試合再開。芽衣は素早いドリブルで上がって行く。

 

優真「行かせません!!」

 

これに優真が食らいついてきた。

 

芽衣「優真ちゃん………!」

 

芽衣は最早優真を自分よりレベルの低い相手だとは考えていなかった。同等、もしくはそれ以上………今の芽衣にはそのように見えており、これまで以上に警戒して無闇にドライブへ行かない。

 

優「(芽衣の動きが慎重になった………マズイ、こりゃ相当スイッチ入っちゃったっぽいな、優真の活躍によって………)」

 

今の芽衣に対して優も強い警戒心を見せた。どうやら今の冷静な様子は、芽衣の調子が乗っている証拠とも言えるようだった。

 

優真「(ここで止める! シュートも撃たせないしドライブもさせない!!)」

 

優真の闘志も十分燃え上がっていた。芽衣はほんの一瞬、自身の視野を広げ、友力の仲間と敵である巫魔の選手達の配置を把握する。そして、右に軽くフェイントを入れる。

 

優真「(フェイントからのドリブル………!!)」

 

優真はそう読んだ。しかし芽衣は右に軽く踏み込むと共にノールックでスリーポイントライン外のアリサへパスした。

 

優「なっ!? (ドライブフェイントと見せかけてパス………! さっき優真が見せた技じゃないか………!?)」

 

これには巫魔選手の誰もが驚いた。春香が慌ててアリサのスリーを止めようとするが、このときを待っていたとばかりにアリサは前に飛びながらスリーを放つ。この際に春香側から接触した事でパワースリーポイントシュートが完成。シュートは見事にゴールへ沈み………

 

審判「プッシング! 白5番! バスケットカウント、ワンスロー!!」

 

4点プレイを形成。再び2点リードに突き放した。

 

修也「よし! ナイスだ2人とも!!」

 

芽衣のプレイングに巫魔の面々が驚かされる中、優真は………

 

優真「(私だって負けない………!!)」

 

心の闘志を強く燃やしていた………

 

 

 

その後、アリサはフリースローを難なく決めて3点差。続く巫魔の攻撃。再び優真がドリブルで上がる中、芽衣が立ちはだかってくる。

 

優真「はあっ!」

 

しかし優真は迷わずドライブで抜いて見せた。

 

芽衣「あっ!?」

 

そのまま上がった先には、184cmの太助が立ちはだかる。優真の身長が139cmであることから45cm差のミスマッチ対決になった。しかし、優真は構わず自身の背から真後ろに向けてノールックパスをする。

 

芽衣「………!! (あれって………!!)」

 

芽衣は今の優真の動きに見覚えがあった。優真の真後ろへ飛んだボールは、優真の後ろから追いかけてきた優がジャンプしてキャッチ。そのままダンクで沈めた。

 

観客「うおおおっ!! 巫魔もやり返したー!!」

 

そう、これは第1Qで光一とマッチアップした芽衣が決めて見せた技である。

 

光一「す、すげぇ………両方ともPGが凄い活躍してるじゃねえか………!!」

 

この攻守で2人は本来以上のパフォーマンスかつ、完璧とも言えるトレースプレイをして見せた事に、光一も驚いていた。

 

美矢「今やあの2人が発揮している実力は100%なんてものじゃない。120%か、あるいは………それ以上だ………!!」

 

美矢には2人が発揮している力が、120%以上に見える程に2人のパフォーマンスが大きく感じられたのだった………

 

 

 

両チームのPGが大きく力を発揮し、チームの得点へ結び付けていく。このような状況下で、果たして巫魔の逆転は結び付くのか………!?

To Be Continued………




次回予告
PG対決が白熱する中、優vs修也のライバル対決が再び再熱。しかし、実力は僅かに優に傾いており………?
次回「互角に見えるけど」
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