PG対決と同時に、優と修也のライバル対決も再熱した。しかし、ゆうかは実力では優の方が上だと評しており………?
ゆうかの予測に首を傾げる中、巫魔が再び攻撃。ボールを持ってシュートを狙う優の前に修也が立ちはだかるが、優はそれを見るやダブルクラッチでかわそうとする。
修也「ぐっ!!」
修也もダブルクラッチまでは読めたが、優がボールをゴールへ投げた方が一足早く、ブロックの為に伸ばした修也の手は優の右手を叩いてしまった。
審判「イリーガル・ユース・オブ・ハンズ! 紫7番!」
審判は修也のファールをコール。そして、優が投げたボールは見事ゴールに沈み………
審判「バスケットカウント、ワンスロー!!」
偶然にも3点プレイを形成した。
光一「よーし! やったぜ優!!」
優達は喜ぶ様子を見せた。その一方、修也は悔しそうな様子を見せる。
芽衣「3つ目………修也くん、ファール抑えて!」
芽衣は修也のこれ以上のファールを警戒して声をかけたが、今の修也は自分と優の実力差について考え出しており、芽衣の声は聞こえなかった。そして、優がフリースローを行う場面の中………
修也「(俺はバスケが好きだ………でもバスケをやる上で避けては通れない道がある………才能だ)」
修也はバスケの現実について考え出していた。確かにバスケをやる上で才能の面は避けては通れない。
修也「(俺は体格に恵まれ………実力も今や県のFの中では敵無しと言えるくらいにまでなったと考えている………その一方でミドレーユは体格こそ恵まれ無かったが………バスケのスキルについては俺なんかよりもずっと凄い才能があった。まあ、その才能が開花したのは、アイツがひたむきに努力を続けてきたからだってのは俺も知っている………)」
修也は自身と優を当て嵌めて考えた。2人の才能はまるで逆のように異なっていた。
修也「(でも、それを認める事で………俺がミドレーユに一生追いつけないと考えるのが怖くて仕方が無かった………楽しくて好きなはずのバスケに………才能で現実を見せられるのが嫌でたまらなかった………!!)」
修也は内心、優に対し実力の面からコンプレックスを抱えており、本人の知らぬ間に嫉妬へ繋がっていた。
修也「(俺は中学の時の連中とは違うと考えてたけど………正直俺は奴等と同じ………ミドレーユに嫉妬していたんだ………)」
修也は今の自分と中学時代のバスケ部員は同じだと自嘲する。そんな事を考えている間に、優のフリースローが見事決まった。
芽衣「修也くん、オフェンス!!」
その直後、芽衣の声が聞こえた。それを聞いた修也は何も言わずにオフェンスへ向かうが………
修也「(こんな気持ちで………俺はミドレーユの親友でいていいのかよ………!)」
修也は自らが優との友情に傷をつけているのでは無いかと、気を落とす様子を見せたのだった………
修也の裏に隠れていた密かなコンプレックス。その思いは試合の最中ではっきりと表れ出していた。果たして、この修也の暗い想いは試合にどう影響するのか………!?
To Be Continued………
次回予告
修也の心が暗くなった事は、修也本人のプレイングにも影響していた。そして修也は痛恨の4ファールを犯し………!?
次回「しまった」