幻想籠球録~低身長バスケ部の記録~   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
修也の離脱で、光一が1人インサイドを支配するようになってしまう。更に、春香がアリサのファールを貰った4点プレイで突き放して見せたのだった………


第207話 負けてらんない

春香の4点プレイを機に巫魔は第2Qの流れを完全に掴んだ。そして第2Q残り30秒を切った時………

 

伊吹「よし、オフェンスだ!!」

 

巫魔はオフェンスに走っていた。優真は疲れこそ見せているものの、好調な様子を見せ続け、芽衣と互角以上に渡り合って見せた。

 

芽衣「(ここまで抜いたり抜かれたりの繰り返し………優真ちゃんの成長速度はかなり早い。まだスタミナと安定性は無いけど、一定時間ならもう私と充分やり合える領域にまで至った………!)」

 

芽衣もそれをしっかりと自覚していた。そして残り12秒を切ったタイミングで、優真は春香にボールをパス。

 

アリサ「撃たせない!」

 

アリサは飛び上がるが、春香はそれを予測して前に飛ぶと、アリサと接触。体勢を崩しながらも見事に決めて見せた。

 

審判「プッシング! 紫6番! チームファール!」

 

春香は友力がまたしても1つのQで5個のファールを犯した事で、2本のフリースローを得た。

 

美矢「よし! ナイスだ!!」

 

巫魔の空気は最高潮に到達した。

 

優「(よし、これでアリサはファール3つ目、如何にアリサでも春香相手ならこの3つは重いはず………!!)」

 

優も思わず小さなガッツポーズを見せた………

 

アリサ「………冗談じゃないわよ」

 

しかし、優は1つだけ勘違いをしていた。それは春香が2本のフリースローを決め、60vs42の場面に持ち込んだ残り8秒のことである。

 

アリサ「芽衣〜!! パス!!」

 

なんと、他の巫魔メンバーが戻れていない場面で前線に上がっていたのだ。

 

光一「おいおい嘘だろ!?」

 

驚きを隠せないうちに、芽衣は身軽からパスを受けると迷わずアリサへボールをパスした。

 

アリサ「こんなところで………負けてらんない!!」

 

アリサは優の予想とは裏腹に闘志を燃やしてしまっていたのだ。

 

春香「ぐうっ!」

 

春香は何とか戻り、ディフェンスを試みるが、アリサは春香が後ろから来ると読み………

 

春香「っ!? {フェイダウェイスリーポイントシュート}!?」

 

フェイダウェイスリーポイントシュートを選択。アリサがボールを放ったタイミングで、アリサと春香が衝突してしまう。審判の笛と共に少しの間静寂が続くが………

 

審判「………白5番! チームファール!!」

 

なんとここで巫魔もチームファールをとられてしまった。なんと残り1.8秒のことである。

 

アリサ「やっ………たあ!!」

 

アリサは少し貯めた後に大きく喜んだ。そして、ベンチからこれを見ていた優は………

 

優「くっ………! やられた………!!(アリサがここまで闘志を燃やしていたとは………読み違えたな………)」

 

自らの読み違いに嫌々ながら頷く様子を見せたのだった………

 

 

 

その後、巫魔が完全に第2Qの流れを掴んだものの、アリサが見せた執念の5点プレイで、第2Q終了時には60vs47の13点差で折り返す事に。そして………

 

??「ふうっ、ようやく着いた………」

 

コートの友力入口が開くと共に、そこには紫5番のユニフォームを着た2mの男が立っていたのだった………

 

 

 

巫魔は第2Qを良い流れで折り返す事が出来た。しかし、まだこの時の巫魔は知らなかった。友力との激しい勝負はまだ終わってなどいない事を………

To Be Continued………




次回予告
友力へ現れた紫5番ユニフォームの男。彼こそ試合に遅刻していた例の人物であり………!?
次回「お待たせ」
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