幻想籠球録~低身長バスケ部の記録~   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
優はディフェンスにおいても秋山を翻弄して見せ、更にスリーを狙う優。そこにブロックへ来たアリサを偶然にも4ファールに追い込んでみせ、友力主力の半分をファールトラブルへ陥れたのだった………


第217話 まだ諦めるには早いだろ

優がフリースローを見事に沈めた後、友力は………

 

審判「交代です!」

 

アリサを下げる事になり、代わりに14番の秤九郎を投入してきた。

 

優「(また控え選手か………とうとう友力も追い詰められてきたみたいだ………)」

 

優は友力が追いつめられてきた事を悟っていた。というのも、友力はチームレベルが全国的な視線で見て弱い訳ではないものの、主力と控えであからさまにレベル差が開きすぎていた。

 

奄美「(………全国1回戦にして、勝利が怪しくなってきたな………)」

 

この問題には当然、友力監督の奄美も気づいていた。

 

奄美「(うちのオフェンス力ははっきり言って、全国でも上位クラスだろう。しかし、その代償かファールトラブルが起きやすすぎる。主力3人が4ファールに陥ったのがわかりやすい例だ………)」

 

奄美はそう言ってコートに目を向ける。その時には、秋山相手に優が見事なレイアップを決めていた。

 

優「よーし!」

 

優は大きく喜ぶ様子を見せる。

 

秋山「くそっ………!」

 

対して秋山は悔しそうな様子を見せていた。その様子を見ていた奄美は………

 

奄美「(白宮優………彼は紛れもなく全国最強クラスの選手だ。守城の戦記良太相手にまぐれが意図的かは分からんが………1度ドリブルで抜いて見せた実力は………間違いなくうちの選手達を超えた存在だろうな………)」

 

この時点で奄美は悟っていた。優は友力選手を超えた実力者である事を………そして、友力ベンチでは、優1人に試合を支配されている事に、諦めの様子を見せていた。

 

修也「分かるぜ、ミドレーユ………お前の実力は、俺達じゃ足元にも及ばないってさ………」

 

優のライバルである修也も、優の実力は最早レベルが違う事を察していた。

 

修也「でもな………!! まだ諦めるには早いだろ!!」

 

しかし、それは諦める理由にはならないとも考えていた。

 

アリサ「シューヤ………!?」

 

これにはアリサも驚いていた。

 

修也「皆もしょぼくれた顔をすんな! そんな顔してたら、益々ミドレーユの思う壺なんだ!」

 

修也は、戦意を喪失しかけていた仲間達に発破をかけた。

 

修也「皆の気持ちは分かる。俺だって、真正面からミドレーユに勝つ難しさをよく知っているつもりだ。でも、気持ちで負けたらそれこそ終わりだろうが!!」

 

修也は気持ちで負けぬよう、友力ベンチの士気を上げようと奮闘する。その様子を離れてみていた身軽は………

 

身軽「(おっと、俺の知らぬ間にチームの指揮を上げようとしているとはねぇ………こりゃ、次期キャプテンは修也かねぇ………)」

 

次期キャプテンは修也が相応しいと考える様子を見せたのだった………

 

 

 

友力の主力3人がベンチに追いやられる中、まだ諦めない様子を見せた修也。果たして、この修也の行動は、大きな意味を与える事になるのだろうか………?

To Be Continued………




次回予告
修也の鼓舞により、ギリギリ精神を繋げた状態で第3Qが終了。絶望していたチームを生き長らえさせる修也のカリスマ性を前に優は………?
次回「僕には無かった才能だ」
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