幻想籠球録~低身長バスケ部の記録~   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
県大会第3回戦、相手は因縁の相手である条北高校。そして、いよいよ試合が始まる………!!


第22話 流れを掴ませるかよ

打ち上げられたボールが最高点に達すると、2人のCは大きく飛び上がる。

 

松田「せりゃあ!!」

 

松田が一足先にボールへと触れると、ボールをPGの秋葉原へ回す。

 

光一「くそっ………!」

 

光一は悔しそうな様子を見せる。

 

のぞみ「(やられた………!) ディフェンス!!」

 

同時に、のぞみがすぐに指示をする事で優達の気持ちをディフェンスに切り替えさせる。

 

秋葉原「(ディフェンスへの切り替えが早い………どうしたもんか………)」

 

秋葉原が頭の中でそんな事を考えながら、マッチアップしているのぞみの目の前で戦術を組み立て始める。

 

のぞみ「(条北を乗せたら一気に点を取られる………後手に回さない………!!)」

 

のぞみは秋葉原の動きに注目しながら、秋葉原を逃がさない。

 

秋葉原「(うーん、この子厄介だな………振り切れないぜ………)」

 

秋葉原はのぞみの動きを振り切れず、攻めあぐねていると、残り時間は後5秒程に。

 

秋葉原「(しゃーねえ………)………浜野!」

 

秋葉原はゴールの上に向けて、ボールを高く上げた。すると、浜野はそれに応じるように高く飛び上がった。

 

のぞみ「なっ………!?」

 

これにはのぞみも予想外だったのか、不意を突かれていた。

 

春香「アリウープ!?」

 

条北が攻撃出来るチャンスは残り2秒。となれば、無茶でもこれに賭けるしかない。

 

浜野「先取点、貰ったー!!」

 

浜野がそう言ってボールを手に取ろうとした時、そこへ優が高く飛び上がってくる。

 

秋葉原「何っ!?」

 

ゆうはなんとか先にボールへと触れ、地面に叩き落とした。

 

あずさ「ナイスだよ、優くん!!」

 

このファインプレイに、ベンチのあずさが賞賛の声を口にする。優は地面に着地すると、零れ球をキャッチし………

 

優「速攻!!」

 

速攻を指示し、前線に走り出したのぞみにボールをパスする。

 

松田「マズイ、戻れ!!」

 

松田達は素早い動きでディフェンスに戻る。

 

のぞみ「(速い………!)」

 

その中でも浜野がのぞみを抜き去り、彼女の前に立ちはだかる。

 

浜野「行かせるか!!」

 

浜野のディフェンスを前に攻めあぐねるのぞみ。

 

優「こっちだ!!」

 

優が浜野の後ろ、ゴール近くからパスを呼びかける。

 

のぞみ「(優………!)」

 

のぞみは浜野の股を抜く鋭いパスを行い、ボールを優へ回す。

 

浜野「し、しまった!!」

 

浜野は完全に逆を突かれた。本来の優のマッチアップ相手である浜野の代わりに、優のディフェンスをしていた秋葉原が立ちはだかるが、優はそんな事など気にせずジャンプし、ダンクを狙う。

 

秋葉原「(た、高ぇ………!!)」

 

秋葉原も必死なジャンプを行うが、優のジャンプ力には届かず、優の手にあったボールはリングへと入った。

 

観客「うおおおっ!! 先取点は巫魔だ!!」

 

優のスーパーブロックとダンクに魅了された観客は、歓声をあげる。そして優は条北高校の選手達に視線を向けると………

 

優「アンタらを調子には乗せない………流れを掴ませるかよ………!!」

 

条北高校の選手達への挑戦とも取れる言葉を口にするのだった………

 

 

 

vs条北高校戦は、意外にも巫魔の先制で幕を開けた。果たして、このままリードを維持出来るのか………!?

To Be Continued………




次回予告
巫魔の優を起点にした快進撃は止まらず、巫魔は点を量産する。優1人に翻弄されるという最悪の事態を前にした条北はタイムアウトを選択し………?
次回「彼の入った巫魔は強い」
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