幻想籠球録~低身長バスケ部の記録~   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
友力の大番狂わせを危惧し、今のうちに秋山を倒す事を画策する優達。光一の好プレーにより、なんと秋山を4ファールに追い込む事に成功し………!?


第222話 負けるよりマシだ

審判「友力、タイムアウト!」

 

秋山の4ファールは友力にとってとてつもない大打撃。流石にこれはタイムアウトを取った。

 

奄美「うむ………まさか主力4人が4ファールとはな………」

 

あまりの事態に友力監督奄美は頭を悩ませる。

 

奄美「残り時間は9分強、この場面で何か手を打たなければ、友力の敗北は免れられない………!」

 

奄美はチームの危機を感じていた。それを聞いた修也は………

 

修也「………なら、俺を出してください!」

 

自らの出場を希望する。

 

奄美「しかし………4ファールの君を出すのは………」

 

奄美は、修也が4ファールである事を気にし、出場を認められずにいた。

 

修也「何もしなきゃ俺達は負ける! それなら、4ファールだろうと主力の方がいい! その方が………負けるよりマシだ!!」

 

修也はこの場面で敗北を選ぶより、勝利を掴むべきであると考えていた。

 

芽衣「修也くん………」

 

芽衣は修也の姿勢に驚いていた。しかし、修也の覚悟は本気だった。それは彼の迷い無い様子から明らかだった。

 

身軽「………なら好きにさせればいいんじゃないですかね。どうせ後が無いのは事実ですし」

 

そんな中、普段は放任主義の身軽が、修也の出場を後押ししてきた。

 

奄美「身軽………珍しい事を言って来たな」

 

身軽のこの言葉は奄美にとっても予報外のものだったらしく、奄美はそう返した。

 

身軽「俺は基本ハイリスクを取りたくはないんですがね。でも、修也の言葉にも一理あると思いましてね」

 

どうやら身軽は安定派の思考をしているようであるが、今回ばかりは勝ちを優先し、修也を投入する事を賛成した。

 

アリサ「それなら、私だって出る権利はあるでしょう?」

 

身軽の賛成を聞いたアリサは、同時に自らの出場を希望した。

 

修也「アリサもか………!」

 

修也はアリサも出場を希望した事に驚きつつも、どこか喜ぶ様子を見せる。

 

浩太「………」

 

それを見ていた浩太は、自らも出場を希望したかった。しかし、修也達との関係が悪化している事から、出場したいと言いたくとも言えなかった。

 

秋山「………まあいいか。そういえば修也のプレイを生で見ていなかったからな………この際5ファールになっても悪いとかねーだろ」

 

秋山も賛成する様子を見せた事で………

 

奄美「………わかった、天野、アリサ、2人の出場を認める。やりたいようにやれ」

 

奄美は2人の出場を認めるのだった………

 

 

 

やむなく取らされた友力のタイムアウト。しかし、リスクを前にしても勝利を求める修也とアリサは試合に戻る事となった。果たして、この2人の出場は、友力の逆転を呼び起こせるのか………!?

To Be Continued………




次回予告
試合に戻ってきた修也とアリサ。4ファールが3人いる状況は巫魔にとって有利に思われたが、修也の集中力は4ファールのものとは思えず………!?
次回「甘いぜ」
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