幻想籠球録~低身長バスケ部の記録~   作:Uさんの部屋

230 / 650
前回までのあらすじ
巫魔の疲弊は試合に大きな影響を与えた。そして、とうとう友力は逆転してしまい………!?


第230話 まだ試合は終わってねーだろ

巫魔ベンチの空気は暗かった。試合時間残り6分45秒での逆転はかなり厳しい展開であり、有利のまま逃げたかった巫魔にとっては最悪の展開だった。

 

ゆうか「これはマズい事になったわね………オマケにこっちも半壊状態だし………」

 

ゆうかもチームの危機を強く感じていた。

 

美矢「はあっ、はあっ………ぐっ!?」

 

更に、美矢は疲れに限界が来てしまったのか、地面に膝を着いてしまう。

 

光一「だ、大丈夫か、美矢!?」

 

光一は心配しながら駆け寄る。

 

優真「監督………!! 美矢さんはもう………!!」

 

優真はゆうかに美矢の限界を訴える。

 

ゆうか「そうね………優真ちゃん、出れる?」

 

ゆうかもそれを理解していたのか、優真に出場を依頼する。

 

優真「は、はい!」

 

優真はそう言うと、出場準備を行う。

 

積牙「でも………こっからどうやって………?」

 

しかし、巫魔の危機という根本的な問題は解決していない為、チームの雰囲気は悪いままである。

 

優「………まだ諦めるには早い………まだ試合は終わってねーだろ………!!」

 

だが、そんな悪い空気を壊す言葉を口にしたのは優だった。

 

伊吹「ゆ、優………!?」

 

これには誰もが驚きを隠せずにいたが………

 

優「まだ時間は残っている。そんな中で諦めるバカは全国で勝てない!! 僕は………まだ諦めないぞ!!」

 

優は諦めない様子を見せる。気を落とせば掴める期待も掴めなくなる。そう考えた為に放たれた優の一喝だった。

 

春香「優さん………そうですよね………!!」

 

それに真っ先に同調したのが春香だった。

 

春香「監督、私も出してください。4ファールだからって黙って試合を見てるなんて嫌です………!!」

 

同時に春香は試合への出場を要求。4ファールのハンデよりも、試合に勝ちたい思いの方が勝った為か、自らの危機など気にはしていなかった。

 

積牙「俺も………! 俺も出場させてください! 俺も春香先輩と同じ気持ちです………!!」

 

そしてそれは積牙も同じだった。ゆうかは2人の出場を認めるべきか悩んでいる様子を見せていた。

 

優「この試合に勝てなきゃ全国制覇なんて到底無理だ。全国制覇を目指す為にも………この逆境、絶対に跳ね除けてみせる!!」

 

しかし、優がそう言い放つ事によって、ゆうかは優達の本気を強く感じた。

 

ゆうか「………分かったわ、結果が退場になったっていい。皆、大暴れしてきなさい!!」

 

その為、ゆうかは春香達の要求を受け入れる事に。

 

優達「おおー!!」

 

そしてゆうかの指示に、優達は気合を入れて答えを返すのだった………

 

 

 

絶体絶命の巫魔は優の言葉で立ち直る事が出来た。果たして、この先の対決の行方は………!?

To Be Continued………




次回予告
フルメンバーが戻ってきた巫魔は、本気の友力とぶつかり合う事に。その中で優vs修也が三度再熱し………!?
次回「今度こそケリをつける」
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。