幻想籠球録~低身長バスケ部の記録~   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
春香達の復帰により息を吹き返した巫魔。それと同時に優のキレも戻り始めており………?


第232話 前から思ってたんだ

修也「よーし、まだまだ! 1点逆転されただけだ! まだ巻き返せる!」

 

修也はそう言ってチームの士気を保たせる。そして、ボールを芽衣に回す。

 

芽衣「ここ1本! 慎重に取るよ!!」

 

芽衣はそう言うと、このオフェンスにおいての慎重な攻めを口にする。

 

優「………流石」

 

優は小さくそう呟くと、修也の前に立ち、彼をマークする。

 

優「なあ、修也………前から思ってたんだ」

 

その直後、優は修也に声をかける。

 

修也「ん? なんだ?」

 

修也は試合中に優から声をかけられた事を珍しく思い、首を傾げていた。

 

優「………昔から君の人望は凄いなって。正直嫉妬してたよ」

 

優はずっと心の中に秘めていた想いを吐露した。それを聞いた修也は、優の中でまだ中学のトラウマが残っている事を察する。

 

修也「………まだ引き摺っているのか? 中学の時を」

 

修也は優のマークをかわそうとしつつも、彼を重んじる言葉を口にする。

 

優「正直ね………僕はキャプテンに向いてないんじゃないか………なんて今でも考えるんだ」

 

優は自身のキャプテンとしての才覚に悩んでいた。修也は溜息を吐くと………

 

修也「………バカだな。中学ん時はアイツらがお前の才能についていけないゴミみたいな奴らだっただけだ」

 

優がキャプテンに相応しくない訳では無く、周りがついていけないだけだと考えていた。

 

修也「中学時代、お前をキャプテンに推薦したのは誰だと思ってんだよ。俺はお前のキャプテンシーは低くなんかねぇと考えてるよ。というか、巫魔でキャプテンやってるお前を見て強く感じるよ………お前がキャプテン向いていないって説明する方が無理だわ」

 

修也は優が完全にキャプテン向きである事を考えていた。

 

修也「お前ももうちょっと自信を持てよ、ミドレーユ。俺は、お前の才能をずっと尊敬してたんだぜ………!」

 

修也は彼自身が持っていた優への思いを口にする。それを聞いた優は驚く様子を見せていた。そして、その隙に飛んできたボールは修也がカットした。

 

春香「優さん!!」

 

春香の心配する声が響く。それを聞いた優は我に返り………?

 

優「はあああああっ!!」

 

力強い雄叫びと共に優は修也からボールをスティールした。ボールはコート外に転がった。

 

修也「(そうだ………お前はそれでいい………お前は絶対的な強さを見せてチームを引っ張れ………!! 巫魔の連中は………そんなお前にもついてこれるんだからな………!!)」

 

しかし、修也は優のプレイに惚れ惚れしていたのだった………

 

 

 

修也への想いを吐露した優。その逆で修也も優への想いを伝えた。想いを語り合う事で優は再びキレのある見せたのだった………

To Be Continued………




次回予告
迷いの無くなった優vs修也の対決。修也は{強靭なダンク(タフネスダンク)}を狙いに行くが、優はそれを止めに行き………!?
次回「負けるものか」
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