幻想籠球録~低身長バスケ部の記録~   作:Uさんの部屋

235 / 650
前回までのあらすじ
再び激化する巫魔vs友力。その中で、土壇場ながら身軽を出し抜いた積牙。これにより、巫魔の流れは完全に押し戻ったのだった………


第235話 ここに賭かっている

その後も巫魔と友力は一進一退の攻防を繰り広げた。しかも誰1人ファールを犯す事は無く、それでいてどちらも点を取り続けるというイレギュラーな展開に、両チームは驚きの連続だった。そして、気がつけば残り1分………

 

修也「うおおおっ!!」

 

そしてこの場面で修也渾身のダンクが炸裂し、108vs106の2点差に。

 

修也「よし、試合はあと1分! ここでまた点を取って逆転だ!!」

 

修也はそう言って残り1分でも攻めの姿勢を崩そうとしない。

 

優「まだだ! 全てはここに賭かっている!!」

 

しかし、優も負けじと声を上げる。友力にとってチャンスなように、巫魔にとってもこの場面は絶好のチャンスである。

 

優「優真!」

 

優が優真にボールをパスし、試合再開………

 

芽衣「今だよ、修也くん、アリサちゃん!! 優真ちゃんについて!!」

 

しかし、この場面で芽衣は修也、アリサと共に優真へトリプルチームのプレスをしかけた。

 

優真「………!?」

 

これには優真も驚きのあまり足が止まってしまう。

 

美矢「なっ!? この場面でトリプルチームだと!?」

 

美矢も驚きを隠せず、ベンチから立ち上がる。そして………

 

美咲「もうすぐ8秒ルールがコールされちゃうよ………!!」

 

ボールを持った優真がフロントコートに行けてない為、巫魔に8秒ルールのバイオレーションが迫る。

 

優「優真! 高く上げろ!! どこに着弾する事になってもいい!!」

 

そこに優が指示を飛ばした。この時点で6秒が経とうとしていた事から、優真は一か八かで素早くも、高くボールを打ち上げた。

 

浩太「高い………!! でもこれは………!!」

 

誰もがボールの高さに驚き、ボールは無事フロントコートのインサイドに入りこそしたが………

 

積牙「(ゴールに入る前に落ちてしまう………!!)」

 

このままではゴールには入らない。積牙は取りに行こうとするも、そこに身軽がやってきて、彼の前に立つと共にその場でスクリーンアウトをとる。

 

積牙「なあっ!? (こんな時に身軽さんが………!?)」

 

積牙は絶望的局面に追い込まれた。だがそこに、白のユニフォームを着た人物が飛び上がる。その人物は4番のユニフォームを着た男………

 

修也「っ………!? ミドレーユ………!!」

 

そう、優だった。なんと落下予測地点どころか、落下軌道を読んで大きく飛び上がったのだ。優は空中でボールをキャッチし、そのままダンクで押し込んだ。

 

浩太「ああっ!?」

 

流れるように完璧なプレイングを前に、浩太は1歩も動けなかったのだった………

 

 

 

巫魔vs友力もいよいよフィナーレが迫っていた。得点は110vs106。残り時間は49秒となったのだった………

To Be Continued………




次回予告
点を取られた友力だが、最早失敗の事など考えない反撃の姿勢を見せる。慎重ではありつつも相手を読むPG芽衣の頭は、この土壇場で強く冴え渡り………!?
次回「こういう時こそクールだよ」
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。