幻想籠球録~低身長バスケ部の記録~   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
試合時間はとうとう1分。2点差の最中で両チームの激しいプレイングが見えたが、この場面で巫魔が点を取り、110vs106の4点差に広がったのだった………


第236話 こういう時こそクールだよ

修也「まだまだ! 反撃行くぞ!」

 

修也の号令で反撃に転ずる友力。点を取られた事など気にはしていないようだ。

 

身軽「芽衣!」

 

身軽から芽衣へのパスで試合再開。芽衣は素早い動きでフロントコートへ上がっていく。

 

優「ディフェンス! ここはマークを強めて!」

 

優も指示を飛ばし、芽衣に好き勝手行動されないようマークを強める。そして、各選手がマンツーマンで隙を作らないようにした上で優真を芽衣につける。

 

優真「ここで止めます!!」

 

優真はこの試合で1番とも言える気迫を見せる。

 

芽衣「………ふう」

 

それとは対称的に芽衣は落ち着いていた。余裕な訳では無いが、自身の空気が感情的にならないよう冷めた雰囲気を見せる。

 

優「(芽衣の空気が恐ろしいくらいに冷めている………)」

 

優もそれに気づいた。そして………

 

芽衣「この試合における私から優真ちゃんに対する最後のアドバイス………こういう時こそクールだよ………!!」

 

芽衣はそう言うと、優真の中にあったほんの僅かな隙を突き、鮮やかなドライブで優真をかわした。

 

優真「っ………!?」

 

これには優真も驚きを隠せずにいた。芽衣はそのままスリーポイントシュート。芽衣の放ったシュートは美しい弧を描いてゴールに沈んだ。

 

浩太「よし! これであと1点差だ!!」

 

スコアは110vs109にまで縮まり、残り30秒、再び先の分からない展開に。

 

戦記「あの8番、この土壇場で魅せるな」

 

芽衣の魅せるプレイに、戦記も思わず褒めの言葉が出てくる。

 

湯津「やっぱ、友力もかなり強いな………」

 

それと同時に湯津も友力の強さを認める様子を見せた。

 

優「まだまだ! 残り30秒! ここを攻めきれ!!」

 

しかし、優はこの失敗を深く引きずる事はせず、反撃に転ずる姿勢を見せる。

 

アリサ「(まあ、ユーがこんな事でめげる訳無いよね………!!)」

 

優の諦めない姿勢に、アリサは安心感を覚えたかのように笑いを零す。

 

優「優真!!」

 

優は優真にボールをパス。優真は素早い動きで上がって行く。今回の友力はマンツーマンの姿勢を見せ、先程みたいにトリプルチームなどは仕掛けてこなかったが………

 

修也「よーし! マークかけろ!!」

 

修也達は強くマークをかける。これにより、優達4人は容易にパスを受けられなくなった。

 

優「(………この場面、相手さんも必死に来たな………! でも、ここは絶対取るんだ………!!)」

 

しかし、巫魔はこのオフェンスチャンスを捨てる訳には行かなかったのだった………

 

 

 

残り時間は25秒、最早猶予も残されていない巫魔は相も変わらず苦しい展開が続いていた。果たして、このオフェンスをモノに出来るのか………!?

To Be Continued………




次回予告
勝利を確実にする為にもこの場面は絶対落とせない巫魔。優は咄嗟の場面で奇策に打って出る………!
次回「やってみるしかないか」
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