幻想籠球録~低身長バスケ部の記録~   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
優を中心とした戦術で条北を圧倒する巫魔。しかし、条北の監督加賀美は、優の弱点を見つける………


第24話 白宮優潰しよ

タイムアウト終了後、優達はコートへ戻る。ボールは巫魔高校からで、コートの中央から春香がボールをパスする形となったが………

 

春香「………!! (優さんにダブルチーム………!?)」

 

なんと、浜野と清和の2人が優をマークしていた。

 

優「(くっ………! ダブルチームかよ………!!)」

 

優は2人の選手にマークされ、動きを制限される。そして、春香がのぞみにボールをパスした事で試合が再開するが、すぐさま秋葉原が立ちはだかり、パスコースを上手く防いでいく。

 

のぞみ「(ぐっ………! パスが出せない………!!)」

 

のぞみはパスが出せずじまいだった。唯一フリーになっている積牙へのパスコースも塞がれ、パスが回らない。

 

優「のぞみ、上げろ!!」

 

キリがないと察知した優は、空中でボールを取る事を考える。のぞみもそれを承知すると、ボールを高く打ち上げる。

 

優「よし………!」

 

優がボールに合わせてジャンプ。しかし、そこへ浜野がジャンプし、ボールを取りに行くように見せて、意図的と取られないよう優に接触した。

 

優「うあっ!?」

 

優は浜野にぶつかった事で体制を崩され、そのまま地面に倒れてしまう。

 

審判「プッシング! 青7番!!」

 

当然浜野のファールとなるが、浜野は満足そうだった。

 

優「(成程………無理に空中へ行くならファールもしてくるって訳か………あまり意図的なファールには関心しないんだが、やるな………)」

 

優はしてやられたという心境だった。そして、条北監督の加賀美は………

 

加賀美「これで巫魔は白宮優が機能しなくなり、チームとしての調子も落ちていく………これぞまさに、白宮優潰しよ………!」

 

ニヤリとした表情で条北の作戦を見ていたのだった………

 

 

 

その後、第2Qに入っても尚、優に対してダブルチームを行い、優に自由を与えない条北。次第に優の息が上がり始め、監督のゆうかも焦りを見せていた。

 

ゆうか「参ったわね………このままじゃ優くんが持たないわね。それと………結衣ちゃん、積牙くんの今のファールは何個?」

 

ゆうかは積牙のファール数も問いかける。それと同時に審判の笛が鳴り………

 

審判「プッシング! 白10番!!」

 

積牙がファールを犯してしまう。

 

結衣「ええっと、今ので2つです」

 

この段階で第2Q開始から2分。まだ28分もある中で、優の消耗と積牙のファール2つは嫌な流れだった。

 

ゆうか「仕方ないわね………」

 

ゆうかはベンチを立つと………

 

審判「交代です!!」

 

ここでPFほのかを投入。優を下げるつもりのようだ。

 

ほのか「優、交代!」

 

優はほのかの言葉に頷くと、ほのかとハイタッチをしてコートからベンチへと戻った。

 

結衣「キャプテン、タオルとドリンクです」

 

すかさず結衣がタオルとスポーツドリンクを優に手渡す。優は頭にタオルを被せると、スポーツドリンクを口にする。

 

ゆうか「優くん、また出てもらうから試合をよく見ておいて!」

 

どうやら、ゆうかは一時優を下げたようだ。優もそれを理解しているのか、無言ではあるが首を縦に動かし、試合を見ていた。

 

優「(現在は25vs10。15点リードは大きいが、当たりがキツイ今の状態で逃げられるのか………?)」

 

だが、それと同時に圧倒的有利にも関わらず、今後の試合に危機感を持っていたのだった………

 

 

 

巫魔は去年の大敗が嘘のような優勢状況だった。しかし、優が抜けた今、巫魔は逃げられるのだろうか………?

To Be Continued………




次回予告
優が抜けた事で、条北のインサイド陣が流れを奪い取り、巫魔の得点を防ぎつつ攻め始める。それにより、15点の点差が徐々に狭まっていき………?
次回「俺達の反撃だぜ」
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