幻想籠球録~低身長バスケ部の記録~   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
春香は中学時代、自身の才のなさに苦しんでいた。しかし、優の言葉で救われ、必殺技を生み出す程の特訓を重ねたのだった………


第248話 基準おかしいだろ

そんな記憶が春香の頭を巡っていると、春香とマッチアップする郷原にボールが渡った。春香は頭の中で記憶を回想していたとは思えない程のディフェンスを見せ、スリーを撃たせないディフェンスをする。

 

郷原「(くっ………ならこうするしか………!!)」

 

郷原はここでパスをしようとするが、春香は読んでいたと言わんばかりにディフェンスをする。

 

伊吹「よし、やるぜ春香!!」

 

伊吹が褒める声を飛ばす。

 

優「流石春香。天才………なんて言ったらそうじゃないって怒るだろうけどね」

 

優は春香の上手いプレイングの中で、そう呟いた。

 

鈴香「………それ嫌味? 春香が天才じゃないなら私達凡人以下なんだけど?」

 

しかしこれを聞いた鈴香は珍しく嫌そうな顔を見せていた。

 

ほのか「言われてみれば………判断基準おかしいだろー!!」

 

伊吹「そうだそうだー!!」

 

鈴香の言葉から、巫魔メンパーが総ツッコミを入れ始める。それを聞いた優は言わなきゃ良かったと言わんばかりの表情を見せたが………

 

春香「速攻! 反撃よ!!」

 

春香は構わず速攻。そして、この様子は幸運にも鯱高校に動揺を与えていた。

 

大原「くそっ! ここはなんとしても死守だ死守!!」

 

大原はディフェンスによる死守を指示するも………

 

春香「美矢ちゃん!!」

 

春香は美矢にパス。美矢は素早い動きでゴールへ向かっていく。

 

大原「(ま、まずい………! 誰も追いつけない………!! し、しかし………5番の時点でこれということは………4番白宮優はもっと強いというのか………!?)」

 

大原は頭の中で優の強さを数段上と考えさせるきっかけとなっていた。大原の考えは実際の優の強さと比較して肥大化しすぎてはいるものの、結果として戦意にダメージを与える事は出来た。そして、美矢はレイアップを狙う。

 

平野「決めさせるものか!!」

 

平野がレイアップの阻止に来るが、美矢はそれを見込んでいたのか、冷静に後ろから走ってきていた優真にボールをパス。優真は冷静なジャンプシュートで2点を追加した。

 

優「よし、いいぞ! 美矢! 優真!」

 

優は美矢と優真の好プレーを褒める。そして、春香も優の方に視線を向けて来た為、優はナイスと言わんばかりに親指を立てる。春香はそれを見て、ぱあっと嬉しそうな表情を浮かべた。

 

優「(春香からすれば、一生僕の背中を追いかける方が成長するんだろうな………こりゃ追いつかれないように頑張るしかねぇな………!!)」

 

これに対し優は、春香の考え方こそ彼女の成長に繋がるのだと考えるのだった………

 

 

 

鯱高校攻略のキーマンとして動く春香は、確実に良い流れをもたらしていた。果たして、このまま逆転出来るのか………!?

To Be Continued………




次回予告
春香の大活躍で第1Qは逆転どころか良い点差を広げていた。しかもこの流れは第2Qでも続き………!?
次回「侮るなかれだな」
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