幻想籠球録~低身長バスケ部の記録~   作:Uさんの部屋

249 / 650
前回までのあらすじ
自身を天才と認めない春香。その思考には総ツッコミがあったものの、結果として鯱高校に混乱を与える展開となり………!?


第249話 侮るなかれだな

そのまま勢いに乗った巫魔は、そこから鯱に1点も許さずに25vs16の9点差へ広げることが出来た。

 

伊吹「凄いな………前半押されていたのが嘘のような展開だぜ………」

 

伊吹は驚きのあまり言葉が見つからなそうだった。

 

ゆうか「この様子なら、第2Qも優くん抜きで戦えるわね。だけど、気を引き締めて戦ってね」

 

春香達「はい!!」

 

春香達は第2Qも変わらず戦う事になった。優はベンチに腰かけながら鯱高校のベンチを見る。鯱高校の選手達は必死に対策を話している様子が見られているが………

 

優「(まだ様子見継続かな。正直今こっちの懸念点は少ないし………)」

 

優はまだ動かない様子を見せるのだった………

 

 

 

そして始まった第2Q。優は再びベンチで様子を見るだけなのだが………

 

春香「美矢ちゃん!!」

 

第2Qは春香がサポートに回り始め、積牙、美矢、光一の3人を中心に点を稼いでいった。開始3分で33vs16と圧倒していた。

 

優「おいおい………ここまで圧倒するなんて驚きだよ。監督、もしかしてこうなるのを読んでたりしたんですか?」

 

優はあまりにも圧倒する展開に、これを読んでいたのかと言いたげな様子で問いかける。

 

ゆうか「春香ちゃんの調子が悪かった事は想定外よ。でも、優くんが立て直してくれたお陰で、今やこっちの思い通りよ………!!」

 

ゆうかはニヤリとした表情を浮かべながらそう呟く。

 

優「………腹黒い監督。でも、侮るなかれだな………」

 

優はゆうかの笑う様子を思わず腹黒いと呟いていた。しかし、結果として巫魔有利の展開に持ち込んで行ったのは事実な為、流れは確実に巫魔へ渡っていた。観客席の修也達も驚きが止まらないようで………

 

修也「ミドレーユ抜きであそこまでやれるとは………春香さん上手すぎるな………!!」

 

優がいない中で最大限機能する春香に驚きを隠せなかった。

 

芽衣「春香さん、今やSGの役割を完全に理解しているんだろうね。敢えてサポートに回る事で、巫魔の得意な戦術に持っていけてる………!!」

 

芽衣は今の巫魔が持って行った流れを理解する。再び春香にボールが渡ったタイミングで………

 

春香「美矢ちゃん! 優真ちゃん!」

 

美矢と優真に声をかけると、春香はボールを高く上げてパスする。

 

美矢「おし!!」

 

美矢は空中でボールを受ける。そして………

 

美矢「優真!!」

 

美矢は落下する前に優真にボールを回す。

 

優真「(………ここ!!)」

 

そして優真はボールを受けて間もなく、ディフェンスをかわすように走る積牙へボールを回す。

 

平野「なっ、なんだと!?」

 

平野は三連パスに驚きを隠せずにいた。そして、積牙はレイアップで点を追加し、35vs16へ点差を広げるのだった………

 

 

 

第2Qになっても勢いの止まらない巫魔。果たして、この有利はどこまで続くのか………!?

To Be Continued………




次回予告
春香、美矢、優真の3人によるスピードパス戦術で有利を形成する巫魔。これを分析する芽衣は、まだ未完成ながら鯱相手に通用する力を持っており………!?
次回「まだ不完全だけど」
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。