幻想籠球録~低身長バスケ部の記録~   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
春香、美矢、優真の3人はスタミナが切れかかった為に交代を余儀なくされる。だが、巫魔は頑なに優を使う事は無く………!?


第252話 今度はインサイド勝負だ

こうして始まった第3Q。しかし、春香達3人が抜けた弊害は大き過ぎた。

 

平野「もらった!」

 

まず、優真と美矢が抜けた事でパス戦術は当然弱体化。そして、のぞみのレベルは今や2人に劣っている為に、全国クラスの平野が相手となると、まるで勝負にならない。

 

のぞみ「………!! (速い………!)」

 

のぞみは驚きを隠せずにいた。

 

春香「のぞみちゃんが軽々抜かれるなんて………!!」

 

春香も思わず声を荒げた。その後は大原がシュートを決めて点を奪った。

 

大原「よーし! 奴等の主力は一気に削れた! 今度はインサイド勝負だ!!」

 

大原はチームに向けてそう言い放つ。それを聞いた美矢は………

 

美矢「な、なんだと!?」

 

美矢には挑発に聞こえたようで思わずベンチを立ち上がった。

 

優「………落ち着けよ美矢。春香達が抜けた事でうちのアウトサイドが弱体化したのも事実だからな」

 

そして、優が今呟いたように現在の巫魔にはまだ問題があった。それは、アウトサイドの弱体化だった。春香達3人は巫魔の中でもレベルが高いアウトサイドシュートの技術がある。しかし、その3人が一気に抜けた事で,アウトサイド攻めが困難になってしまった。

 

春香「参りましたね………まさかこの場面でインサイド勝負に持ち込まれてしまうなんて………」

 

春香は焦った様子を見せる。

 

優「鯱高校はインサイド面ではレベルも高さもある。正直言うと、光一や積牙がどこまで戦えるかに賭かっているかな?」

 

優は冷静な様子でそう分析する。

 

美矢「くそっ………! このままじゃ今の有利もどこまで続くかどうか分からねぇじゃねえか………!!」

 

美矢は30点以上の有利な点差がどこまで続くか不安で仕方無かった。そんな事を話している間に、またボールを奪われた巫魔。これによって鯱の反撃が始まった。

 

優「ありゃりゃ、またやられたね。流石にインサイドで戦うには数が少ないかね」

 

優はおどけたようすでそう呟く。

 

美矢「………なあ、本当にこのままキャプテン抜きでなんとかなるのか?」

 

美矢は困った様子を見せる。

 

優「監督はこの試合意地でも僕を使って勝ちたくないんだろうね。そうなりゃ僕に出来るのはサポートと応援だけだ。皆に頑張ってもらうしかないよ」

 

優はゆうかの意思が揺るがない事を悟り、そう呟く。その直後に再び鯱によって2点が追加され、スコアは53vs24になるのだった………

 

 

 

巫魔の主力が半壊した事で、鯱はインサイドで強い力を発揮する。果たして、優抜きの巫魔はこの状況を覆せるのか………!?

To Be Continued………




次回予告
大原達ビッグマンのプレイングに苦戦する積牙と光一。2人は苦戦するばかりか、積牙が3ファールで追い詰められ初め………!?
次回「こりゃやべぇぞ」
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