幻想籠球録~低身長バスケ部の記録~   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
インサイド勝負に持ち込まれる巫魔。更に、積牙と光一も押される事となり………!?


第254話 俺は諦めない

それから試合は進み、いつしかスコアは第3Q残り2分で59vs40にまで迫られていた。

 

美矢「おいおい………まだ有利が崩れないとはいえ、めちゃくちゃ点取ってくるじゃねーかよ、鯱高校の連中………!」

 

美矢は鯱高校の追い上げに驚いていた。優は無表情であったが、チーム内に焦りが見え始めている事には薄々気付き始めていた。

 

光一「くっそ………! 思ったように行かねぇ………!!」

 

光一は試合が進む中で苛立ちを見せ始める。

 

積牙「まだだ………!!」

 

しかし、そんな雰囲気をぶち壊そうとする声が1つだけ聞こえた。

 

光一「………!! せ、セッキー………!!」

 

声を上げたのは積牙だった。これには光一が驚きを隠せずにいた。

 

積牙「キャプテン達に頼ってばかりいられるか………! 俺は諦めない………絶対に諦めないぞ!!」

 

積牙は例え優達がいなくても諦める気がなかった。寧ろ頼り続けていた事を苦しんでいた程だった。

 

春香「積牙くん、凄い気合いですね………!」

 

積牙の大きな気合いを感じ取る巫魔メンバー。優も思わずフッと笑いを零した。

 

優「積牙の奴、気合い入りまくってるなぁ」

 

優は一言だけ、そう呟いたが今の状況でこれがどれだけ良い事かも理解していた。

 

光一「セッキー………! (俺は大バカ野郎だ………セッキーがあんなに頑張ってるのに、イラついて調子を狂わせて………)」

 

光一は感情的になりかけていたことを反省する様子を見せると、一度大きく深呼吸をした後に………

 

光一「よーし! 俺も気合いいれてやるぜ、セッキー!!」

 

雄叫びのように大声でそう言った。

 

美矢「光一も声をあげている………!!」

 

美矢は、光一の士気も回復した事を今の言葉で察知した。

 

優「………これで2人の士気が回復した。後は、この場面をどう切り抜けるか………だね」

 

優は、2人の士気が復活した事によって、この先の勝負がどのように転がるのかを楽しみにしていた。

 

美矢「そんな事言ってるけど、まるで結果が分かっていそうな様子が見えてるぞ、キャプテン?」

 

美矢は、優が結果を知っているかのような様子を見せていたことを見抜き、そう呟いた。

 

優「そりゃまあ信じてるさ。特に積牙と光一の2人はね………あの2人も充分強いさ。あんな高校くらい軽く蹴散らしてもらわなきゃ」

 

優はそう言って、2人に対して向けている期待を口にするのだった………

 

 

 

諦めない姿勢を見せる積牙。そしてその思いは光一すらも蘇らせた。果たして、この勢いが鯱高校を倒すきっかけとなるのか………!?

To Be Continued………




次回予告
優は鯱高校には弱点がある事を見抜いていた。実は鯱高校のビッグマンにはある弱点が存在しており………!?
次回「あそこの弱点はね」
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