幻想籠球録~低身長バスケ部の記録~   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
奥泉と蜜柑の対決は、蜜柑の勝利に終わった。更なる成長を求める春香は、3回戦そっちのけで第3のスリーポイントシュートを生み出す為の練習へ行く事を選び………?


第259話 お前は

春香がいない中、優達は会場へと向かう。

 

積牙「3回戦の相手はカナガワの鈴川高校ですよね。確か結構強いところだと聞いています」

 

積牙が言うように3回戦の相手はカナガワ代表の鈴川高校。昨年ベスト16であり、奥泉程では無いものの、やはり強いチームである。

 

光一「どんな相手だろうと関係ねぇ! 俺達が勝つ!」

 

光一は気合十分でそう呟く。

 

??「そう言って、俺達に敗れたチームが沢山あるんだけどなぁ」

 

光一の言葉に対し、それを嘲笑うかのように声をかけてきた男が、横から現れた。

 

美矢「………! お前は………!!」

 

その人物を美矢は知っているようで、驚きを隠せずにいた。

 

光一「てめぇ、どこの奴だ!?」

 

光一は美矢の様子に気づかないまま、男と一触即発状態に陥るが………

 

美矢「………鈴川だろ。ジャージにもそう書いてるし………会いたくはなかったけどな………種馬」

 

美矢は男の名前を言うと共に、その男が鈴川の選手である事を口にする。

 

種馬「………天野か。てっきりもうやめたと思ってたんだけどなぁ」

 

種馬は美矢に対して煽り返す。そして………

 

種馬「俺は種馬蕗(しゅばふき)。鈴川高校の7番でポジションはPFだ」

 

種馬は自身の名前を口にして自己紹介する。

 

優「まさか美矢の知り合いだったとはね………ここまでとは思ってなかったけど」

 

一触即発の中、優が口を開く。

 

種馬「フッ、お前が巫魔キャプテンの白宮優。俺はお前すら超える逸材だ。覚えておけ………!!」

 

種馬は優に対しても大きい態度を取る。

 

優「はいはい、覚えとくよ………で、名前なんだっけ?」

 

しかし、優は全く意に介さないばかりかそのまま煽り返した。

 

種馬「な、なんだと!? 俺は種馬蕗だ!!」

 

種馬は煽りに乗ってそう言い返すも………

 

優「すば………?」

 

優は種馬を間違って聞き取ったのか、それともわざとなのか、煽りが止まらない。

 

種馬「て、てめぇ!!」

 

種馬は怒りを顕にする………

 

???「やめろ、種馬!」

 

しかし、そんな種馬を止める声が聞こえた。

 

種馬「………ちぇ、介入してくんなよ天野宮」

 

制止の声に舌打ちをする種馬。種馬の後ろからは、彼より小柄な男が姿を見せる。

 

美矢「………! お前、浩二なのか………!?

 

美矢はまたしても登場した知り合いに対して驚きを隠せずにいた。そして優達の前に現れた男、天野宮浩二は美矢を目にし………

 

天野宮「………久しぶりだな、美矢」

 

一言、そう呟くのだった………

 

 

 

巫魔の3回戦の相手はカナガワ代表の鈴川高校であり、美矢のかつての知り合いがいるチームだった。果たして、彼等と美矢の関係はどのようなものなのか………!?

To Be Continued………




次回予告
天野宮と種馬は、中学時代に美矢とチームメイトであった。果たして、美矢達との因縁はどのようなものなのか………?
次回「だからやめたんだ」
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