優がベンチへと下がった影響で条北の逆襲が始まった。15点以上あった点差は31vs28と、3点差にまで追い上げられてしまい………!?
その後、第3Qが始まり、ボールは条北ボール。そして………
松田「はあっ!!」
開始15秒で、松田の豪快なダンクが炸裂し、巫魔はあっさり1点差に追いやられる。
はるか「のぞみちゃん!」
はるかのパスがのぞみに渡り、試合が再開されるが、そこへ浜野がのぞみからボールをスティールした。
のぞみ「っ!? しまった………!」
点差を追い上げられ、普段は冷静なのぞみにも少なからず精神的ダメージが入り、ボールはそのまま浜野に奪われてしまう。
浜野「これで逆転だ!!」
浜野はそのままダンクへ走る。
積牙「撃たせるものか!!」
積牙が懸命にディフェンスを試みる。しかし、その懸命さが仇となり、浜野に接触してしまう。
浜野「そんなディフェンスで………俺が負けるかよ!!」
だが、積牙と接触した浜野は体勢を保っていた。
伊吹「あ、あの7番、すげぇフィジカル………!!」
ベンチの伊吹も、浜野のフィジカルに驚きを隠せなかった。
浜野「だりゃ!!」
そして浜野はダンクを決め、遂に条北は逆転。更に積牙による接触の為、審判の笛が鳴り………
審判「………バスケットカウント! ワンスロー!!」
追加のフリースローが与えられる。
浜野「いよっしゃあ!!」
条北選手は逆転。更にフリースローが与えられ、一気に巫魔へ大ダメージを与えた。
あかり「逆転………! それに………積牙くんが4ファール………」
一方の巫魔は逆転された事と、積牙がまたしても4ファールに陥り、絶体絶命の危機に追いやられた。
ゆうか「(やられた………! 逆転と同時に積牙くんの4ファール………完全に大打撃だわ………)」
これにはゆうかも頭を悩ませる。だが、その直後優がベンチを立ち上がり………
優「監督、僕を出してください」
試合出場を直談判する。
ゆうか「でも、今出せば貴方は間違いなく最後まで持たないわ………!」
ゆうかは優のスタミナを心配し、許可を出そうとしない。
優「なら、その前に僕が突き放します!」
しかし、優は譲らない。それを聞いたゆうかは………
審判「タイムアウト! 巫魔高校!!」
1度タイムアウトを選択した………
巫魔ベンチ………
ゆうか「取り敢えず、積牙くんは下げるとして………明日香ちゃん、お願いね」
まずは積牙から明日香へ交代する事を指示。そして、優は………
ゆう「それと、僕もここから出る。それでお願いがあるんだ………この試合、オフェンスボールは全部僕にくれないだろうか………!」
仲間達に対し、頭を下げる。
のぞみ「珍しいわね。1人で全部攻める気?」
のぞみはそう問いかける。
優「その分の見返りはするつもりだ………やりたくは無かったが………」
優の狙いは、たった1人でオフェンスする事だった。
春香「………そうですね。分かりました、やりましょう!」
春香は賛成する様子を見せた。そして………
明日香「賛成。優はさっき上手く試合を動かしていたし………!」
明日香達も賛成する様子を見せる。
ゆうか「皆が賛成しているし………今回は仕方ないわね………」
ゆうかも渋々作戦を承諾。そしてタイムアウト明け………
審判「交代です!」
積牙とほのかの代わりに、コートへ優と明日香が入る。これには条北監督の加賀美も驚いていた。
加賀美「(この場面で白宮優………何を考えているの、ゆうか………?)」
加賀美はゆうかに視線を向ける。しかし、ゆうかは心配している様子しか見せていない為、加賀美が作戦の真意を知る事は出来なかった………
逆転されてしまった巫魔だが、ここで優がコートへ戻ってきた。果たして、優の独りよがりとも取れる作戦は成功するのか………?
To Be Continued………
次回予告
条北選手は、優1人のみで攻める作戦に驚きながらも、彼のシュートを止める作戦に打って出る。だが、この作戦にて、優の本気の片鱗が見える………
次回「1人で支配している」