幻想籠球録~低身長バスケ部の記録~   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
3回戦はカナガワ代表鈴川高校である。この高校には美矢のかつての知り合いが所属しており………!?


第260話 だからやめたんだ

光一「そ、そいつも知り合いか?」

 

光一は驚いた様子を見せながら美矢に問いかける。

 

美矢「………ああ、天野宮浩二。前にチームメイトだった奴だよ」

 

美矢はそう言って、天野宮について軽く説明する。

 

天野宮「ずっと行方が分からなかったけど、まさかバスケを続けてたとはな………」

 

天野宮は、美矢がバスケを続けていた事に驚いていた。

 

美矢「しばらく落ちぶれていたけどな。まあでも、キャプテン達のお陰だ」

 

美矢はそう言って、自嘲するようにそう呟く。

 

種馬「こんなチームに所属してる時点でたかが知れているけどな」

 

しかし、2人の会話へ種馬が割り込んで来た。会話の雰囲気が悪くなり始める。

 

天野宮「………なんで美矢に執着する………そういう態度のせいで、美矢がやめたんだろ………!!」

 

天野宮は怒りを顕にしながらそう呟く。

 

美矢「………別に嫌がらせでやめたわけじゃねえ。私が馴染める空気じゃなくなって嫌になっちまった。だからやめたんだ」

 

美矢はそう言って、自らがバスケから離れたきっかけを口にする。

 

優「………同情するよ」

 

美矢と似たような境遇で1度バスケを離れた優は思わずそんな言葉が出てきた。

 

美矢「でも、試合になったら話は別だ。そうだろ、浩二?」

 

しかし、美矢はそう言って試合に対する想いを口にする。それを聞いた天野宮は………

 

天野宮「それはそうだな………」

 

美矢の言葉に納得すると共に優の前へ立つと………

 

天野宮「改めて………鈴川キャプテンの天野宮だ。正々堂々、いい試合にしよう」

 

そう言って優に握手を求める。

 

優「巫魔キャプテンの白宮優です。よろしくお願いします」

 

優は挨拶して握手に応じた。

 

種馬「へっ、せいぜい俺に潰されない事だな」

 

種馬はそう言って、また空気が悪くなる発言をする。

 

天野宮「………すまないな。種馬は昔からこうなんだ」

 

天野宮は種馬の無礼な態度へ謝罪を見せる。

 

優「いえ別に………そんな奴飽きるまで見てきましたから」

 

優は恐ろしく落ち着いた態度でそう返す。

 

優「さあ、行こうか。バカの相手をしても時間の無駄だよ」

 

優はそう言って、遠回しに種馬を煽ると、積牙達と共にその場を後にした。

 

種馬「てめぇ………誰がバカだこの野郎!!」

 

種馬は当然激怒するが、優は無視を決め込むのだった………

 

 

 

一触即発の空気が張り詰める巫魔と鈴川。既に危険が付きまとうようなこの状況は試合にどのような影響をもたらすのか? そして、これから始まる試合はどのような展開を見せるのだろうか………!?

To Be Continued………




次回予告
巫魔はまたしても優を出さず、優真も今回は出さないと決まった事で、主力が半壊したまま試合に挑む事に。優が出ないことに種馬は怒りを抑えられず………!?
次回「なんでお前が出ないんだ」
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