幻想籠球録~低身長バスケ部の記録~   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
巫魔vs鈴川の対決。反撃に転じる巫魔の攻撃も、種馬のディフェンスに阻まれ、苦戦を強いられてしまうのだった………


第264話 危ない

その後、第1、第2Qを戦う巫魔と鈴川だが、スコアは32vs38と巫魔が6点ビハインドだった。

 

美矢「(マズったな………このままじゃいつまで経っても逆転の兆しが見えねえ………!)」

 

美矢は慌てた様子でそう考えていた。美矢にボールが渡った際、すぐさま天野宮がマークに来たが………

 

美矢「なら、これはどうだ!!」

 

美矢はそう言って天野宮の不意を突いたドライブで彼をかわす。

 

種馬「おいおい、何やってんだよ!!」

 

種馬はそう言って美矢の前に立ちはだかる。種馬はボールをスティールしようとするが………

 

美矢「ここだ!」

 

美矢は種馬が伸ばしてきた右手をかわし、彼の左側から突破を図る。

 

種馬「なっ!? くっそおお!!」

 

種馬はそう言って左手を伸ばす。

 

伊吹「あ、アイツ無理矢理ディフェンスに!?」

 

優真「………!! 危ない、美矢さん!!」

 

しかし、これは無理矢理なディフェンスであり、優真達は慌てて声を荒らげる。しかし、既に遅く彼女を押してしまう。

 

美矢「がっ!?」

 

美矢は種馬に押されてしまう。そして、この際、美矢は大きく吹き飛ばされた上に、コートラインギリギリで押されてしまった事で、審判団の机に頭から激突してしまう。

 

優「み、美矢………!!」

 

ここまで表情1つ変えていなかった優も、こればかりは青ざめていた。ベンチにいた優達は慌てて美矢へ駆け寄るが………

 

結衣「しゅ………出血してます………!!」

 

美矢は額から血を流していた。先程机に激突した際に傷が開いてしまったのだろう。こればっかりは種馬も愕然としていた。そして、そんな彼に審判が笛を鳴らして近づく。審判は左手で右腕を掴むジェスチャーと共に宣言する。

 

審判「アンスポーツマンライクファール!! 緑7番!!」

 

悪質なファールとされるアンスポーツマンライクファールを。

 

芽衣「あ、アンスポーツマンライクファール………!!」

 

観客席で見ていた芽衣は、失態とも取れるファールの宣言に驚きを隠せなかった。

 

修也「当然だろ。美矢姉を傷付けたんだから」

 

修也は美矢が怪我を負わされた怒りから、それが当然であると口にした。そして、コートでも天野宮が激怒の表情を浮かべており………

 

天野宮「ふざけんな、種馬!!」

 

これまで種馬を抑えていた彼も、今回ばかりは種馬に怒りをぶつけていた。

 

種馬「お、俺は………!!」

 

この時の種馬は、いつものお調子者としての顔が消えてしまっていたのだった………

 

 

 

鈴川相手に苦戦する巫魔。更に種馬によって美矢が頭から出血する大怪我を負ってしまう。果たして、この絶望的な状況を巫魔は乗り越えられるのか………!?

To Be Continued………




次回予告
美矢の怪我により、彼女をベンチに下げざるを得なくなってしまう巫魔。すると、優が出場をゆうかへ直談判し………!?
次回「叩きのめしてやる」
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