幻想籠球録~低身長バスケ部の記録~   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
第1、第2Qを戦う巫魔と鈴川。巫魔が押されている状況の中、種馬によって美矢が大怪我を負ってしまい………!?


第265話 叩きのめしてやる

あまりの非常事態に巫魔はタイムアウトをとる事に。美矢は頭に包帯を巻いて止血を行っていたが、流石にすぐ試合へは戻せない。

 

ゆうか「………流石に美矢ちゃんは下げさせてもらうわ。激しい運動をしたら大変な事になってしまうから………」

 

監督のゆうかは美矢を下げざるを得ない事を口にする。つまり、ここで新たなPGを投入しなければならないのだ。

 

ゆうか「(参った事になったわね………美矢ちゃん程のPGを下げざるを得ないとなると、間違いなくチームのレベルは落ちる………)」

 

しかし美矢程のPGなど今の巫魔には殆どいない。そうなればレベルが落ちてしまうのは不可避であるとゆうかは考えていた………

 

優「………ざっけんな」

 

しかし、そんな状況で優はそんな言葉を漏らす。

 

優「………監督、僕を出してください」

 

そして、優はゆうかに対し出場を直談判した。それを聞いたゆうかは驚き………

 

ゆうか「で、でも………出来ればここで優くんは使いたくないわ………!」

 

ゆうかは優の出場を渋る様子を見せる。しかし………

 

優「そんなの知りません。ただでさえ春香がいないのに、美矢まで怪我ってなったら僕か優真のどっちかは絶対使うべきです。別に心配する事なんでロクに無いはずです。僕が簡単に負けるはずないですから………!!」

 

優は主力の半減を考えると共に、自らが負けないという自信を口にする………表向きはそんな事を呟いた優だが、巫魔のメンバーには今の優の内心が強く理解出来た。

 

優真「(キャプテン、あの人がとても許せないんだ………美矢さんを傷つけられた事がとても苦しくて………!)」

 

優真は優の内心をそう考えていた。ゆうかはかなり悩んでいたが………

 

ゆうか「………わかった。ここは君に任せるわ………!!」

 

最終的に優の出場を認める事に決めた。それを聞いた優は羽織っていたジャージを脱ぎ捨て………

 

優「………行くぜ!」

 

タイムアウト終了間際、優は気合を入れるようにそう呟いた………

 

 

 

そして両チームの選手がコートに戻る。種馬のアンスポーツマンライクファールにより生じた2本のフリースローを優が投げる事に。

 

種馬「………やっと出てきたなこの野郎。思わぬアクシデントを起こしはしたが………結果オーライだ」

 

種馬は強がるようにそう呟いたが………

 

優「………叩きのめしてやる、クズ野郎」

 

優はボソッと一言だけ、種馬にそう言い放つのだった………

 

 

 

美矢が戦線離脱に追い込まれてしまった巫魔。そんな中、ゆうかを押し切って優が試合に出場した。果たして、優の登場は試合にどのような影響を与えるのか………!?

To Be Continued………




次回予告
怒りに燃える優は美矢に劣らぬPGのプレイングを見せる。そのプレイングで鈴川を引っ掻き回し………!?
次回「止められるわけねぇ」
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