美矢と交代でコートに入った優。美矢が抜けたハンデがある中、優はたった1人で鈴川を圧倒するのだった………!
1人で試合の流れを変えてしまった優。その光景は観客席の方でも驚きがあった。そして、この勝負を見ている高校が1つあった。
風夏「………白宮優さん………異次元のプレイヤーね」
それはエヒメ代表の蜜柑高校である。仮に4回戦へ進めば対戦するのは巫魔か鈴川。そう考えて試合を見に来たようであるが、ここまでやや鈴川が押していた所を、一気に押し返した優の姿に、キャプテンの鈴原風夏はそう呟いた。
風夏「夜々さんもそう思わない?」
風夏は隣に座っていた蜜柑高校のPG、夜々露華に問いかける。
夜々「強いとは聞いていたけれど、あの人だけその次元がおかしすぎる。守城の戦記さんが認めるのもよくわかるかな」
夜々はそう言って、優の圧倒的過ぎる実力を認めざるを得ない様子を見せた。そして、風夏の逆隣に座っていた風夏の妹、美香は………
美香「オマケにあの5番の人もいない中であれだもんね。お姉ちゃん達、勝てる?」
春香が現在離脱している事も指摘し、それを踏まえて勝てるのかを問いかける。
風夏「それは勿論。幾ら憧れの人だとしても………ね」
風夏はそう言って優の圧倒的な実力を前にしても、自信を崩すことは無かったのだった………
その後、第2Q終了まで試合は優の独壇場だった。スコアは44vs40と、優登場後の鈴川は2点しか取れなかった。
結衣「凄いですね、キャプテン………さっきまでの劣勢が嘘みたいです………!」
マネージャーの結衣は、優の圧倒的な実力に驚かされていた。
伊吹「強い奴と渡り合える強さだもんな、アイツ」
伊吹はそう言って優を肘で突っつく。
優「いじるなよ………」
優は少し恥ずかしそうな様子を見せる。どうやら先程と比較して冷静なようだ。
優「それより………美矢、頭の傷は大丈夫か?」
優は美矢に声をかける。
美矢「なんとかな………すまねぇ、キャプテン」
美矢は悔しそうな様子を見せながらそう呟く。
優「後半戦、後は任せな」
優はそう言って美矢を休ませようと考えていた。しかし………
美矢「………待ってくれ!」
美矢は優の腕を掴む。
優「美矢………?」
優は首を傾げる様子を見せる。
美矢「浩二や種馬との戦いをこんな形で終わらせたくない………頭の怪我がなんだ! 私はまだ諦めたくねぇ!!」
美矢は諦めたくなかった。それを聞いた優は驚きながらもニコリと微笑むと、彼女の肩を優しく叩いてゆうかの前に立ち………
優「………監督、僕はここで降ります。美矢を出してやってください」
優はそう言って美矢の出場を依頼するのだった………
一瞬にして流れを変えてしまった優。しかし、諦めたくない美矢を目にし、優は彼女の意を汲み取って出場させようとゆうかへ直談判をする。果たして、美矢の出場は認められるのか………!?
To Be Continued………
次回予告
一方その頃、春香は第3のスリーを生み出す為にひたすらスリーを打ち続けていた。疲労も気にしない春香はガムシャラに取り組み続け………?
次回「休んでられません」