幻想籠球録~低身長バスケ部の記録~   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
美矢と交代でコートに入った優。美矢が抜けたハンデがある中、優はたった1人で鈴川を圧倒するのだった………!


第267話 異次元のプレイヤーね

1人で試合の流れを変えてしまった優。その光景は観客席の方でも驚きがあった。そして、この勝負を見ている高校が1つあった。

 

風夏「………白宮優さん………異次元のプレイヤーね」

 

それはエヒメ代表の蜜柑高校である。仮に4回戦へ進めば対戦するのは巫魔か鈴川。そう考えて試合を見に来たようであるが、ここまでやや鈴川が押していた所を、一気に押し返した優の姿に、キャプテンの鈴原風夏はそう呟いた。

 

風夏「夜々さんもそう思わない?」

 

風夏は隣に座っていた蜜柑高校のPG、夜々露華に問いかける。

 

夜々「強いとは聞いていたけれど、あの人だけその次元がおかしすぎる。守城の戦記さんが認めるのもよくわかるかな」

 

夜々はそう言って、優の圧倒的過ぎる実力を認めざるを得ない様子を見せた。そして、風夏の逆隣に座っていた風夏の妹、美香は………

 

美香「オマケにあの5番の人もいない中であれだもんね。お姉ちゃん達、勝てる?」

 

春香が現在離脱している事も指摘し、それを踏まえて勝てるのかを問いかける。

 

風夏「それは勿論。幾ら憧れの人だとしても………ね」

 

風夏はそう言って優の圧倒的な実力を前にしても、自信を崩すことは無かったのだった………

 

 

 

その後、第2Q終了まで試合は優の独壇場だった。スコアは44vs40と、優登場後の鈴川は2点しか取れなかった。

 

結衣「凄いですね、キャプテン………さっきまでの劣勢が嘘みたいです………!」

 

マネージャーの結衣は、優の圧倒的な実力に驚かされていた。

 

伊吹「強い奴と渡り合える強さだもんな、アイツ」

 

伊吹はそう言って優を肘で突っつく。

 

優「いじるなよ………」

 

優は少し恥ずかしそうな様子を見せる。どうやら先程と比較して冷静なようだ。

 

優「それより………美矢、頭の傷は大丈夫か?」

 

優は美矢に声をかける。

 

美矢「なんとかな………すまねぇ、キャプテン」

 

美矢は悔しそうな様子を見せながらそう呟く。

 

優「後半戦、後は任せな」

 

優はそう言って美矢を休ませようと考えていた。しかし………

 

美矢「………待ってくれ!」

 

美矢は優の腕を掴む。

 

優「美矢………?」

 

優は首を傾げる様子を見せる。

 

美矢「浩二や種馬との戦いをこんな形で終わらせたくない………頭の怪我がなんだ! 私はまだ諦めたくねぇ!!」

 

美矢は諦めたくなかった。それを聞いた優は驚きながらもニコリと微笑むと、彼女の肩を優しく叩いてゆうかの前に立ち………

 

優「………監督、僕はここで降ります。美矢を出してやってください」

 

優はそう言って美矢の出場を依頼するのだった………

 

 

 

一瞬にして流れを変えてしまった優。しかし、諦めたくない美矢を目にし、優は彼女の意を汲み取って出場させようとゆうかへ直談判をする。果たして、美矢の出場は認められるのか………!?

To Be Continued………




次回予告
一方その頃、春香は第3のスリーを生み出す為にひたすらスリーを打ち続けていた。疲労も気にしない春香はガムシャラに取り組み続け………?
次回「休んでられません」
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