幻想籠球録~低身長バスケ部の記録~   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
優の大活躍により、巫魔有利で前半戦を終えた。しかし、諦める意志を見せない美矢に対し、優は彼女の出場を促し………!?


第268話 休んでられません

一方その頃、3つ目のスリー開発に春香は勤しんでいた。それに付き合っていた琴乃はメモを取りながら春香のスリーを記録していた。

 

琴乃「(シュート成功率はまだ6割程度………高く打ち上げる分、流石の春香ちゃんでも精度が狂ってしまうのね………)」

 

琴乃は現在の春香の状況を頭の中で整理。かつて自力で2つのスリーを産み出した春香でも3つ目のスリーを産み出すのは中々難しいのか、疲労が隠しきれなかった。

 

春香「はあっ、はあっ………」

 

春香は近くに転がっていたボールを拾い上げようとするが、手の力も無くなってきたのか、ボールは零れてしまう。

 

琴乃「一旦休憩しましょう? 疲れが隠しきれていないわ」

 

琴乃は春香を気遣う様子を見せる。

 

春香「………嫌です」

 

しかし、春香は休もうとはしない。

 

春香「皆さんが頑張っているのに………休んでられません………!!」

 

春香は、優達が戦っている中で自分だけ休む事は出来ないと考えていた。

 

春香「折角貰った時間を1秒だって無駄には出来ないんです………それに、もう少しで何かが掴めると思うんです………何かが………!!」

 

春香はそう言って、ボールを手に持つ。

 

春香「はあっ、はあっ………さあ、続きをやりましょう………!!」

 

春香は疲れを見せながらも練習を再開しようとする。

 

琴乃「………しょうがない子ね」

 

琴乃はそう呟きながらもフッと口元に笑いを見せると………

 

琴乃「付き合うわ。満足するまでね」

 

春香の練習に付き合う事を決める様子を見せるのだった………

 

 

 

そして視点は優達に戻り………優の訴えを聞いたゆうかは………

 

ゆうか「美矢ちゃんは頭を怪我しているのよ? ………正気なの?」

 

ゆうかは優の言葉に驚いていたのか、そう問いかけた。

 

優「嘘つくメリットなんて無いと思いますが?」

 

優は真剣な様子でそう返した。それを聞いたゆうかは驚きを隠せずにいたものの………

 

ゆうか「………異常を感じたら即座に下げる。それならどうかしら?」

 

ゆうかはそう言って条件付きで試合出場を認めた。

 

優「………どうも。さて、後は任せる」

 

優は美矢の肩を叩くと、彼女に後を任せる事に。それを聞いた美矢は驚きながらも………

 

美矢「………おう!!」

 

そう言って、試合へ戻る事を示すかのようにその場を後にするのだった………

 

 

 

春香と美矢は追い詰められながらも先へ進もうとしていた。果たして、それぞれに立ちはだかる壁に対し、苦しみながらも乗り越える事は出来るのだろうか………!?

To Be Continued………




次回予告
美矢が戻る形で試合が再開。頭に傷が出来ても美矢は積極的に攻め………!?
次回「他に気にすべき事あるだろうが」
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