幻想籠球録~低身長バスケ部の記録~   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
琴乃と共に第三のスリーを開発する春香は休む間もなく練習を続ける。そして、美矢も優を通して出場が認められ………!?


第269話 他に気にすべき事あるだろうが

審判「第3Q、始めます!」

 

審判は第3Qの開始を宣言。ここで美矢が頭に包帯を巻いたまま戻ってきた。

 

修也「美矢姉………! 頭怪我してるのに大丈夫なのか………!?」

 

観客席の修也は心配した様子を見せる。

 

天野宮「美矢………どうして戻ってきた………!?」

 

そしてそれは鈴川キャプテンの天野宮も同じ考えだった。巫魔ボールで試合が再開し、美矢にボールが回ってくる。

 

天野宮「頭の怪我はタダで済んでないはず………君は無理しないでベンチに戻るべきだ………!!」

 

天野宮は美矢と対峙し、慌てた様子で安静にするべき旨を告げる。それを聞いた美矢は………

 

美矢「………お前が心配してくれているのはよくわかるよ、浩二………でもな、他に気にすべき事あるだろうが!!」

 

天野宮の気遣いを受けつつも、意表を突いたドライブで天野宮をかわした。

 

天野宮「っ………!! (しまった………!!)」

 

天野宮は自身の甘さを突かれた事を悟った。

 

種馬「くそっ! 俺が止めてやる!!」

 

次に種馬が駆け込んでくる。しかし、美矢は一瞬でコート内を見回すと………

 

美矢「………伊吹!!」

 

種馬のマークから離れていた伊吹にボールが回る。

 

種馬「なっ!? 撃たすか!!」

 

種馬は素早い瞬発力で伊吹の方へ走り出す。しかし、伊吹はそう来ると予感していたのか、美矢にボールを戻した。

 

種馬「ば、バカな!?」

 

種馬は自身が翻弄された事に動揺。パスを受けた美矢はジャンプシュートを放ち、これを見事に決めた。

 

結衣「やった! 美矢さんが決めましたね!!」

 

結衣は喜ぶ様子を見せる。優は美矢の活躍に笑みを浮かべる。そして、美矢は天野宮達の方へ視線を向けると………

 

美矢「いいか、鈴川高校! 私の事をどう思おうが勝手だ! しかしな、手を抜いたら容赦しねぇぞ! 怪我人だからってナメンな、この野郎が!!」

 

彼等に向けて挑戦的な言葉を口にする。

 

天野宮「………!!」

 

この言葉は特に天野宮へ響いていた。するとそこへ審判が笛を吹きながら美矢の元へやって来て………

 

審判「12番! 発言に気をつけなさい!」

 

先程の言葉が暴言に聞こえたのか注意をしてきた。

 

美矢「へいへい」

 

美矢はそう言って自陣の方へと走っていった。優達は呆れた様子を見せつつも………

 

優「………美矢なら大丈夫そうだね」

 

優は美矢に安堵する様子を見せたのだった………

 

 

 

コートへ戻った美矢は、怪我を気にしないプレイングを見せつけた。そのプレイングによって、巫魔は追い風をキープする事が出来たのだった………

To Be Continued………




次回予告
美矢の活躍でオフェンス面で圧倒する巫魔。ディフェンスにおいても奮闘する様子を見せ………!?
次回「根性見せるぞ」
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