幻想籠球録~低身長バスケ部の記録~   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
美矢を中心とした巫魔は、鈴川相手にディフェンスでも奮闘。スティールの後に、スコアを伸ばしていくのだった………


第271話 俺はどうせ劣ってるんだ

天野宮「はあっ、はあっ………」

 

天野宮は苦しそうに息を吐く。だが、休む間もなく彼へボールが飛んできた為、天野宮はこれをキャッチする。

 

天野宮「皆、攻めるぞ! このまま突き放される訳にはいかない!」

 

天野宮はそう言って、どうにか差を縮めようと奮闘する。しかし………

 

美矢「もらった!」

 

今度は美矢が天野宮からボールをスティールしてしまった。

 

天野宮「なっ!? バカな………!?」

 

このスティールは天野宮へ強い精神ダメージを与えてしまった。零れ玉は慌てて戻ってきた鮫肌がボールの方へ飛び込むと、咄嗟に横のラインの外へ強く押し投げた。

 

審判「アウト・オブ・バウンズ! 白ボール!」

 

巫魔ボールにはなってしまったものの、間一髪で速攻反撃される事態は免れた。

 

鮫肌「天野宮………大丈夫か?」

 

鮫肌は天野宮へ心配の声をかける。

 

天野宮「ああ………助かった」

 

天野宮はどうにか冷静な様子でそう返した。鮫肌はすぐさまあかりのマークへ戻るが………

 

天野宮「俺は美矢程上手くは無い………俺はどうせ劣ってるんだ………」

 

天野宮は美矢に対し劣等感を抱いていたのか、独り言としてそう呟いて美矢の方へ走り出すのだった………

 

 

 

試合再開。ボールを投げ入れるのは伊吹であり………

 

伊吹「美矢!」

 

伊吹は美矢へボールをパスする。美矢はボールを受けたが………?

 

天野宮「行かせるか!」

 

直後にマークしていた天野宮がボールのスティールを狙ってきた。

 

美矢「………! よっと………!」

 

しかし美矢は間一髪でこれをかわした。だがこの時、偶然にも天野宮は汗によって濡れた床に足を取られて転んでしまう。

 

天野宮「あっ………!?」

 

その最、偶然にも美矢の方へ倒れてしまい………!?

 

美矢「………うおっ!? 」

 

美矢は巻き込まれる形で倒れてしまう。

 

審判「プッシング! 緑4番!」

 

当然これは天野宮のファールと取られた。

 

光一「美矢!!」

 

美矢への心配の声が漏れる中、美矢は………

 

美矢「平気だ………! 浩二も大丈夫か?」

 

特に痛そうな様子は見せず、逆に天野宮を心配する様子を見せた。

 

天野宮「俺は大丈夫だ………すまない、美矢」

 

天野宮も怪我は無いようで、美矢へ謝罪をする。

 

天野宮「(くそっ………! 美矢を相手に焦ってしまった………俺のバカ野郎………!!)」

 

しかし、彼女への申し訳なさはそう簡単に晴れず、自らを責めたてる様子を見せたのだった………

 

 

 

巫魔が調子に乗る中、鈴川は調子を落としてしまっていた。特に動揺が起きている天野宮は、このまま調子を崩してしまうのか………!?

To Be Continued………




次回予告
その後も天野宮は美矢を相手に圧倒され続けてしまう。それを見た美矢は、天野宮に異変が起きている事を悟り始め………?
次回「お前らしくないな」
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