幻想籠球録~低身長バスケ部の記録~   作:Uさんの部屋

272 / 650
前回までのあらすじ
流れに乗る巫魔に対し、鈴川は押されてしまう。特に天野宮は美矢への劣等感も見せ始め………!?


第272話 お前らしくないな

巫魔のスローイン、伊吹が再び美矢へボールを回すと………

 

美矢「よし、行くぞ! 走れ、積牙! 伊吹! 光一!!」

 

美矢はインサイドの3人を前線へ走らせる。

 

天野宮「行かせるか!」

 

天野宮は美矢へマークをするも………

 

美矢「行くぞ! はあっ!」

 

美矢は構う事なくシュートを打つ。

 

種馬「バカな!? 距離が遠すぎるだろ!!」

 

しかし、そこはスリーポイントラインから大きく離れており、まず入る訳が無いところだった。案の定、ボールはリングに辛うじて届きはしたが、弾かれる。

 

天野宮「やっぱり………! リバ………!」

 

天野宮はリバウンドを取るように指示しようとしたが………

 

光一「おっしゃあああ!!」

 

光一はすかさずリバウンドボールをダンクでねじ込ませた。

 

種馬「な、なんだと!?」

 

種馬は入る訳が無いと考えていたのか、大きく驚いていた。

 

優「やってくれるぜ………信頼してなきゃできねぇよ、ありゃ………」

 

そして優もあっけにとられていたのか、苦笑しながらそう呟くのだった………

 

 

 

そして続く鈴川の攻撃。天野宮がドリブルで攻めるが………

 

美矢「はあっ!」

 

美矢は再びこれをスティールした。

 

天野宮「(ダメだ………! またボールを取られた………!!)」

 

天野宮は流れを完全に美矢へ奪われ、思った通りのプレイングが出来ない。

 

美矢「積牙!」

 

美矢は積牙にパス。積牙はジャンプしてボールをキャッチするも、落下の直後に誤って近くにいた大肌を押してしまい、大肌を倒してしまった。

 

審判「プッシング! 白10番!」

 

積牙はもはや恒例行事とも言えるようにファールを犯した。

 

優「ありゃ………あれで何個目だ?」

 

優は積牙のファール数を問う。

 

結衣「………3個目です」

 

どうやらこの試合でも3ファールを犯してしまっているようだ。

 

天野宮「(た、助かった………)」

 

鈴川は幸運にも積牙のファールに助けられた。しかし、美矢は天野宮へ近付くと………

 

美矢「どうしたんだ浩二? お前らしくないな………」

 

彼を心配する言葉をかける。

 

天野宮「………いや、なんでもない。第3Qもあと少しだ。こっちは負けてられないぞ………!」

 

天野宮は焦りを押し殺し、冷静を装ってそう返した。

 

美矢「………無理すんなよ?」

 

美矢は心配が隠せないのか、そう返してその場から走り出すのだった………

 

 

 

鈴川に押し寄せる不安の風は、美矢にも感じられる程にまで増大していた。試合時間は第3Q残り1分30秒と第4Qの10分。果たして、この勝負の行方は………!?

To Be Continued………




次回予告
第4Qへ突入後も巫魔の有利は崩れようとしない。それによって、鈴川のチーム内の空気は悪くなり始め………!?
次回「何やってんだよ」
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。