幻想籠球録~低身長バスケ部の記録~   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
天野宮から漏れ出した美矢への劣等感は完全に試合の流れへ影響していた。そんな彼の様子に美矢も心配を見せ………?


第273話 何やってんだよ

そして第4Q。気づけばスコアは82vs54であり、試合は完全に巫魔有利の展開に。

 

美矢「積牙!」

 

美矢は最早頭の怪我など気にせんとばかりに、試合を有利に進める攻めを見せる。そして、ボールを受けた積牙はスリーポイントラインの内側で大肌と対峙する。

 

積牙「(今度は決める!)」

 

積牙は右側へ動く。大肌はそれに釣られるように動くが………

 

積牙「(………そこだ!)」

 

積牙はすぐさま左へ動き、大肌を抜くとすぐさまシュート。ボールは綺麗にゴールへと入った。

 

光一「よし! {リバースソニックジャンパー}だ!!」

 

積牙の必殺技が決まり、スコアを84vs54の30点差に伸ばす。これを見ていた修也は………

 

修也「………この勝負、決まりだな」

 

試合の流れを悟り、巫魔の勝利を確信した。

 

天野宮「はあっ、はあっ………(くっ………! このまま終わる訳にはいかない………!!)」

 

天野宮は懸命にドリブルで上がるが、またしても美矢がこれをスティールしてしまう。

 

種馬「な、何やってんだよ!!」

 

種馬は慌てて美矢のディフェンスに走るが、美矢はこれを見逃さず、フリーになった伊吹にパス。

 

伊吹「ナイスだぜ!」

 

伊吹はそう言って、ゴール下からシュートし、2点を追加。すると直後にブザーが鳴り………

 

審判「鈴川、タイムアウト!!」

 

鈴川の監督による判断で、タイムアウトが挟まれる事となったのだった………

 

 

 

しかし、鈴川のチーム内雰囲気は最悪でしかなかった。

 

種馬「おい、てめぇ! 天野宮!! さっきから取られてばかりじゃねえか!!」

 

種馬はそう言って天野宮に詰寄る。

 

天野宮「黙っててくれ………! 俺だって必死なんだ!」

 

天野宮もイライラが溜まっているのか、強く言い返した。

 

種馬「必死だと!? ふざけてんのか!!」

 

種馬も強くそう言い返す………

 

鮫肌「やめろ2人とも!!」

 

鮫肌が必死に仲を取り持とうとするが、2人は言い争いをやめようとしない。その様子は巫魔のベンチからもはっきり見えた。

 

優「………ありゃもうダメだ。チームとしての形が崩壊しかかっている」

 

これには優も苦言を呈する。しかし美矢は………

 

美矢「………なあキャプテン、キャプテンはあのままでいいのか………?」

 

優に対しそう問いかけた。それを聞いた優は………

 

優「………仮に止めたいとしてもそれは僕が解決すべき事じゃない」

 

厳しめにそう言葉を返すのだった………

 

 

 

鈴川の雰囲気は最早最悪であり、チームとしての体裁も形だけだった。果たして、このまま鈴川は崩れてしまうのか………!?

To Be Continued………




次回予告
タイムアウト終了後も、チームの雰囲気は悪いままだった。すると美矢が天野宮に対し怒りを顕にし………!?
次回「試合中に争うなよ」
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