遂に巫魔高校と蜜柑高校の試合が始まろうとしていた。両チームのキャプテン同士では普通に会話しつつも、火花を散らす様子を見せ………!?
そして巫魔はベンチ内でスタメンを発表していた。
ゆうか「今回のスタメンは………美矢ちゃん、光一くん、積牙くん、あかりちゃん。そして………優くんよ」
今回のスタメンは美矢、光一、積牙、あかり、そして久々にスタメンとして出場する優だった。
光一「ここに来て優をスタメンで出すのか」
光一は優が久々にスタメン出場する事についてそう呟いた。
積牙「でも………春香先輩はスタメンじゃないんですか?」
しかし、ここで春香を出さない事に積牙は首を傾げた。
ゆうか「春香ちゃんは温存よ。正直、あっちにいるGの8番ちゃんが、今の春香ちゃんにとって天敵になり得そうなのよね………」
ゆうかは、蜜柑高校の8番にしてGの冬野佳代の存在が目に止まっていた。もしや春香対策のGではないか。そう考えたのか、スタメンから出すのはリスキーと考えて出さないようだ。
優「春香対策ならどこの学校もやってるとは思うけど………まあ、詳細がはっきりしてないんだ。理にかなってはいる」
優はゆうかの策に賛成し、春香を下げたまま試合に挑む事に覚悟を決めていた。
春香「優さん、それでも私はこの試合、必ず途中で出ると思いますよ?」
春香は優に対し、自分は必ず出る事を宣言する。
優「………知ってる。だから、準備して待っていなよ」
優はそう言うと、春香の前で、蜜柑ベンチの冬野を指さした。春香は一瞬のうちに彼の意図を察し、にこやかな表情の中、静かに頷くのだった………
一方、蜜柑高校のベンチでは、優が出てくるという事で小さくざわついていた。
風夏「どうやら今回は初めから出てくれるらしいですね、優さん」
風夏は嬉しさを隠せない様子でそう呟いた。
冬野「でも、あの白髪のスリーポイントシューターが出ないんじゃ、結局フルメンバーではないじゃん」
その一方、冬野は春香が出場しない事に不満を見せていた。
風夏「どうやら巫魔の監督は恐ろしいくらいの慎重派みたいですからね。どうやら春香さんを引っ張り出したかったら、実力で引っ張り出すしかないようですね………」
風夏はゆうかの性格をそう認識すると、実力で春香を引っ張り出す事を決め、強かな表情を見せながらそう呟く。それを見た冬野は………
冬野「………風夏のそういうとこ、たまに怖いなって思うよ」
風夏に対して抱いていた恐怖の感情を、思わず覗かせるのだった………
今回の試合では優が出る代わりに春香が下がる為、結局ベストメンバーでは無い巫魔。果たして、蜜柑高校の実力とは………!?
To Be Continued………
次回予告
いよいよ開幕する巫魔vs蜜柑の対決。インサイドにおいては強い巫魔は先制点を奪う事が出来たが、それによって風夏がいきなり必殺技で反撃を行い………!?
次回「手を抜く気はないですから」