幻想籠球録~低身長バスケ部の記録~   作:Uさんの部屋

288 / 650
前回までのあらすじ
優が{蛇のシュート(スネークシュート)}を止めてもなお、巫魔と蜜柑の試合は膠着状態。この状況は巫魔にとってとても苦しいものであり………!?


第288話 流れを変えないとマズい

それからしばらく巫魔と蜜柑は点を取ったり取られたりの一進一退展開が未だ続いていたが、第1Q開始8分………

 

美矢「(くっそ〜!! 精神的に疲れる!! )」

 

美矢は精神的に参り始めた。そしてそれは光一や積牙も同様だった。

 

優「(マズったな………あの3人は割と短気だ………こういう膠着状態は逆転への気持ちで燃えないし、有利でもないから楽では無い………)」

 

優は3人の性格を理解している為、今の状況が巫魔にとって一番マズい事はよく知っていた。今の所、あかりが精神的に落ち着いているものの、彼女は試合に出ている巫魔メンバーの中で1本もシュートが決められず、いいとこ無しだった。そして、冬野のスティールでボールがコート外に出た所で………

 

審判「タイムアウト、巫魔高校!」

 

監督のゆうかもこの状況を察し、タイムアウトを取ったのだった………

 

 

 

光一「くっそ………突き離せもしないし、逃げられもしない………!!」

 

光一はイライラしている様子を明らかにしていた。

 

優「落ち着けよ光一。そうやってキレたら相手さんの思う壷だよ」

 

優は冷静な様子でそう呟き、スポーツドリンクを飲む。

 

春香「でも………現在のスコアは14vs16。実質互角状態の今をどう乗り越えるんですか………?」

 

春香は優に対してこの状況の攻略方法を問いかける。

 

優「………正直今の流れを変えないとマズい。そこで………こっちは速攻戦術を仕掛ける。僕のスタミナが切れる覚悟でだ」

 

優が提案したのは、速攻で戦う事だった。

 

美矢「速攻………もしかして{双翼のパス(ダブルウイングパス)}を使うのか?」

 

美矢は優に{双翼のパス}の解禁を問いかける。

 

優「足りない。それだけじゃ足らん」

 

しかし、優はそれだけでは足りないと口にする。

 

優「………優真、君の高速パス戦術を加える」

 

優が提案したのは、{双翼のパス}に優真の{高速のパス(マッハパス)}を加える事だった。

 

優真「私が………? でも、それじゃあ私とキャプテンのスタミナが無くなっちゃいますけど………?」

 

優真は優に対し、優と優真のスタミナ切れ問題を問いかける。

 

優「心配無いさ………こっちにはまだ切り札がいるからね」

 

優はそう言って春香へ視線を向ける。

 

春香「………?」

 

春香はキョトンとした様子で首を傾げるのだった………

 

 

 

膠着状態で苦しい中、優は速攻戦術で対決する事を賭ける事に。優と優真のスタミナを犠牲した戦術は果たして蜜柑高校相手に通用するのだろうか………!?

To Be Continued………




次回予告
あかりに変わって試合に入る優真。巫魔は{双翼のパス}を進化させた新戦術を展開し………!?
次回「音速の双翼パス(マッハダブルウイングパス)」
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。