幻想籠球録~低身長バスケ部の記録~   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
膠着状態の巫魔は思わずタイムアウトを取る。優は流れを取る為に速攻戦術を提案する。しかも優が提案した策は巫魔の速攻戦術{双翼のパス(ダブルウイングパス)}を上回る速攻戦術であり………?


第289話 音速の双翼パス

審判「タイムアウト終了! そして、巫魔メンバーチェンジ!!」

 

タイムアウト明け。巫魔はあかりを下げ、優真を出場させる事に。

 

芽衣「ここで優真ちゃん………何か狙ってるみたいだね」

 

観客席の芽衣は、優真の登場から巫魔の反撃が始まる事を予感するのだった………

 

 

 

巫魔ボールによる試合再開。ここは積牙が美矢へスローイン。

 

美矢「よーし! 行くぞ、キャプテン!!」

 

美矢は優に声をかけると、ドリブルで上がる。

 

優「よし来た!」

 

優はこれに応じる。美矢は夜々と対峙すると、大きくジャンプし………

 

美矢「キャプテン!」

 

美矢は優へボールをパス。優はパスを受け、目の前に保谷が現れると、優は美矢へバックパスをする。

 

風夏「(………成程)」

 

しかし、風夏はこれを研究していたのか、2回見るだけで状況を理解した。美矢がドリブルで上がっていると………

 

風夏「冬野さん、天野さんをマークです!」

 

風夏は冬野をマークするよう指示。

 

美矢「(私をマークするだけじゃ止まらないんだがな………)」

 

美矢には問題がないようで、優に視線を向いた………しかし、彼女の視線には風夏の姿が映っていた。

 

美矢「(………そう来るか)」

 

美矢は風夏の立ち位置から頭を巡らせる。そして、観客席に座っていた芽衣は風夏のプレイングを目にし、ハッとした様子を見せる。

 

芽衣「あの人………巫魔の{双翼のパス(ダブルウイングパス)}の弱点に気づいたんだ………!!」

 

芽衣が口にしたのは{双翼のパス}の弱点についてである。

 

アリサ「弱点?」

 

アリサは首を傾げる様子を見せる。

 

芽衣「あの戦術はミドレーヌくんと美矢さんの2人しか選択肢が無いから、2人のパスコースを理解してスティールすれば止められるんだ………!」

 

芽衣は{双翼のパス}の弱点を口にする。

 

風夏「(あの戦術の弱点を理解すれば攻略は容易………!」

 

風夏はそう考え、巫魔の{双翼のパス}を止めたと考えていた。

 

美矢「………甘ぇよ!!」

 

しかし、美矢は途端に優の位置とは関係ないバックパスをする。

 

風夏「(バックパス!?)」

 

突然の方向転換に風夏は驚いていた。後ろには誰もいないはず………そう考えていた風夏の考えはすぐに覆る。

 

芽衣「ゆ、優真ちゃん!? って、そうか………!!」

 

芽衣は驚いた様子を見せると共に、何かに納得する。突如、現れた優真は前線にいる優へ強烈なパスをする。

 

優「よし!」

 

優はパスを受け、そのままスリーポイントシュートを撃つ。まさかこんな形で渡るとは思っていなかったのか、優は完全フリーで撃つ事が出来た。

 

優「これが巫魔の新戦術………{音速の双翼パス(マッハダブルウイングパス)}だ………!!」

 

優は新戦術の名を叫ぶと共に、放ったシュートはゴールへ沈んだのだった………

 

 

 

優が提案した新戦術、音速の双翼パスは蜜柑に動揺を与える事となった。果たして、このまま巫魔は有利を掴めるのか………!?

To Be Continued………




次回予告
優達3人の{音速の双翼パス}で蜜柑を圧倒する巫魔。しかしこの場面で風夏は耐える事に主軸を置き始め………?
次回「耐えますよ」
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