巫魔は優、美矢に優真を加えた超速攻戦術で蜜柑を翻弄。その新戦術の名は{音速の双翼パス(マッハダブルウイングパス)}というものであり………!?
その後も巫魔はスタミナ枯渇を惜しまない{音速の双翼パス}で次々と点を稼いでいく。
冬野「はあっ………思ったよりハードでスタミナ持ってかれる………」
そして、蜜柑高校にもスタミナでのダメージをきっちり与えていた。
芽衣「巫魔の強みがはっきりと出始めたね。お陰で巫魔にとってはいいペースだよ」
観客席の芽衣もこれには良いペースだと頷いていた。
修也「これならミドレーユ達も相手を突き離せそうだな」
修也が続けてそう呟いた。だがその直後………
風夏「皆さん!」
突如、蜜柑キャプテンの風夏が声を上げた。
風夏「無理に攻めてもこちらのスタミナと点差がやられるだけ………今は耐えますよ!!」
なんと風夏はここで守りに重点を起き始めた。
芽衣「なっ!? まさかこの数プレイだけでその判断をしてくるの………!?」
これには芽衣も想定外であった。
アリサ「………何かマズいの?」
アリサには何が何やらと首を傾げていたが………
琴乃「巫魔の消耗を待ってそこを突くって事よ」
近くに座っていた琴乃が解説を挟む。それを聞いた修也は………
修也「今は無理しないで守りを主軸とし、後で点差を埋めに行く反撃狙いって事ですか?」
自分の思い立った考えを琴乃に問いかける。
琴乃「分かりやすくいえばそうね。ある意味、ベストメンバーで無かったのは偶然にも助かったと言うべきかしらね………?」
琴乃は頷くと共に、偶然にもベストメンバーでは無かった事にどこか安堵するような事を口にするのだった………
そして、そこから蜜柑高校は攻撃は軽く流して、守りに重点を起き始めた。音速の双翼パスの特性上、守りに重点を置かれた程度では得点力が下がる事は無いのだが………
優「(やられたな………相手さんは無理に同じ土俵で攻めてもしょうがない事に気付いて、自分達が戦える時を待ち始めた………そしてこっちはスタミナをそこそこ持ってかれている………とてもじゃないが引き下がれる状況ではない………!)」
優が幾らかスタミナを失っているこの状況こそ問題だった。今更{音速の双翼パス}戦術をやめても中途半端な攻撃に落ちるだけ。巫魔からすれば嫌でも攻めるしか無い。
優「(こりゃ、気が抜けないぜ………)」
優は気の抜けない状況から、肝を冷やす様子を見せたのだった………
巫魔の超速攻戦術に対し、無理をしない戦術を見せる蜜柑高校。一筋縄ではいかない相手を前に、{音速の双翼パス}のデメリットはどこまで影響するのか………!?
To Be Continued………
次回予告
第1Q残り5秒で8点差を得ながらも、思ったよりも点が取れない巫魔。優の消耗が激しい中、優は何としても2桁差で終わらせようと考え………?
次回「絶対に2桁差にする」