幻想籠球録~低身長バスケ部の記録~   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
{音速の双翼パス(マッハダブルウイングパス)}で優位に立ったと思いきや、蜜柑高校はこの場面を耐える事を選択。これにより、巫魔は気が抜けず………?


第291話 絶対に2桁差にする

そして第1Q残り15秒、蜜柑高校の攻撃。スコアは26vs18で{音速の双翼パス(マッハダブルウイングパス)}の効果は出ていたが、それでもここで点を取られるのは得策ではない。

 

優「皆! ここディフェンス! なんとしても点を取られるのだけは阻止だ!!」

 

優は絶対に点を取られないよう指示を飛ばす。

 

風夏「(8点リードにも関わらず油断をしない姿勢………優さんがいるだけで巫魔は全国クラスの顔を見せるのはかなり厄介ですね………)」

 

優の用心深さのお陰で、蜜柑高校も気軽には攻められない。しかし、第1Q終了まで残り10秒を切る。

 

夜々「くっ………」

 

今現在ボールを持っているPGの夜々は、優真をかわしきれない中、必死に頭を回転させ………

 

夜々「風夏さん!」

 

夜々は苦し紛れの中で風夏にボールをパス………

 

優「………! そこだ!」

 

だが、そこへ優が強引に割り込んでスティール。蜜柑の攻撃を防いだ。

 

風夏「割り込んで来ましたか………しかし時間はもうありません!」

 

しかし、巫魔にとっては蜜柑の加点を止めただけに過ぎず、今や時間は5秒を切った。

 

美矢「マズい! もう時間が無いぞ!!」

 

美矢は慌てた様子で声を上げる。しかし優は汗を流しつつも、全く動揺する様子はない。

 

優「(ここで決める………! 第2Q以降の事を考えて………絶対に2桁差にする………!!)」

 

寧ろ優は燃えていた。しかし時間は残り3秒を切り、優は中央のセンターサークルに走るのが精一杯だった。

 

優「くそっ! こうなったらもう投げるしかねえ!」

 

優はそう言うと、センターサークルからシュートを狙うという、傍から見れば無謀過ぎる策に走る。

 

冬野「センターサークルから放り込むなんて………幾ら白宮優でも入る訳が無い!」

 

こんな無謀なシュートが入る訳が無い………そう考えていた会場の期待を優は軽々と裏切ってシュートを決めてしまい、スコア29vs18となった所でブザーが鳴り響いた。

 

観客「うわああっ!? ブザービーター決まったぁぁ!?」

 

まさかのブザービーターに会場は驚きの声が上がる。

 

優「ふうっ………危っねえ」

 

なんとかブザービーターを決めた優もまさか決まるとは思ってなかったのか、割と冷や汗をかいていた事が見て分かる。そして、観客席の修也達もこんな形でシュートを決めた優を目にし………

 

修也「………やっぱアイツおっかねえシュート力持ってるな」

 

優のシュート力に圧倒されていたのだった………

 

 

 

優の思惑通り2桁差で第1Qを終えた巫魔。最後に大サプライズを魅せるという流れを引きつける結果となったが、巫魔はまだ油断が許されない状況である事を、この時の巫魔はまだ知らないのだった………

To Be Continued………




次回予告
第1Q終了後、優を休息させる為、ここで1度優を下げる巫魔。これに対し、蜜柑高校は次の手に出ようとしており………!?
次回「アレを解禁するしかないですね」
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