幻想籠球録~低身長バスケ部の記録~   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
優を下げて挑む第2Q。それに対して蜜柑高校のキャプテン風夏は、奥の手に当たる必殺技、{サイドワインダー}を放ってきて………!?


第294話 突貫で解析するしかない

優「{サイドワインダー}………まさかあんな奥の手を持ってるなんてな………」

 

これには優も幾らか驚いていた。

 

結衣「ど、どうするんですか………!?」

 

マネージャーの結衣が優に対し慌てて問いかけると………

 

優「………そりゃあ突貫で解析するしかない。じゃなきゃ、この試合には勝てない………!!」

 

優はこの場において解析し、攻略法を模索する事に決めた。その為、あらためて座り直すと、彼の視線はより一層試合へ集中し始める。そして、再び風夏にボールが渡った時のこと。彼女の前に美矢が立ちはだかるが………

 

風夏「もう一度お見せしましょう………{サイドワインダー}を!!」

 

風夏は再び{サイドワインダー}を放つ。

 

美矢「止めてやる!!」

 

美矢は大きく飛び上がり、右手でボールに触れるが、やはりこれも美矢の手に触れた途端、途端に方向転換し、横に弧を描く形でシュートはゴールリングへと入った。

 

美矢「(ぐっ!? ダメかよ………!!)」

 

美矢は防御不能に思える{サイドワインダー}へ驚きを隠せなかった。

 

優「(スピンの類か………? にしては特異すぎないか………?)」

 

優は仮説を立てながら様子を見ているが、流石の彼でも1度や2度では理解が難しいようだ………それから1分程経ち、再び風夏にボールが渡った際には、積牙とマッチアップ。その後ろには保谷をマークする美矢もおり、実質2人体制である。

 

美矢「さあどうした! またさっきのシュートを撃って見やがれ!」

 

美矢が風夏に対して挑発をしかける。しかし風夏は冷静な様子を見せ………

 

風夏「まあまあ。撃つタイミング位はこちらで調整させて頂きたいですね………!!」

 

風夏はそう言って、鮮やかなドライブで積牙を突破。続く美矢の前で素早くシュート体勢に入り、ジャンプ後にシュートを放つ。

 

美矢「うおおおっ!!」

 

美矢はジャンプしてシュートを止めようとし、ボールに触れる事は出来たが、美矢の手に触れた途端に方向転換をして、横に小さく弧を描いてからゴールに入ってしまう。しかし、この一連の動きの中で優はある事に気付いた。

 

優「(………彼女、なんでわざわざ積牙を抜いてから{サイドワインダー}を撃ったんだ?)」

 

それは、風夏が実質2人体制の時に{サイドワインダー}を撃たなかった事である。

 

優「(………何かしら制約があるのかな………?)」

 

その様子から優は、サイドワインダーには何か制約があるのでは無いかと考えるのだった………

 

 

 

{サイドワインダー}攻略に奔走する優。しかしその原理は難解で難しいものだった。果たして、優に解析は出来るのか………!?

To Be Continued………




次回予告
巫魔の{サイドワインダー}攻略は困難を極めていた。同時に、冬野の存在でアウトサイドシュートが全く決められずにおり………!?
次回「詰みかかってる」
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