幻想籠球録~低身長バスケ部の記録~   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
風夏の{サイドワインダー}と冬野のアウトサイドシュートを封殺するブロックに苦戦する巫魔。しかし、冬野の方は攻略する術が春香にあるらしく………!?


第296話 最終兵器投入だな

美矢「参ったもんだ………あんなシュートを隠してやがったとは………」

 

美矢は{サイドワインダー}の存在に苛立ちを見せ始めたのか、ベンチを叩きながらそう言い放った。

 

優「腐るなよ美矢。こっちの策が尽きている訳じゃないんだ」

 

優は冷静な様子で言葉を返した。

 

光一「どんな作戦があるんだよ………?」

 

光一が表情を強ばらせる。

 

優「………こっち側で最強のスリーポイントシューターを出すんだよ」

 

優はそう呟く。それを聞いた巫魔メンバーは一瞬で誰かを悟った。

 

積牙「この場面で春香先輩を!? ………しかし、あの8番の人のディフェンスはどうするんですか? あの人、思いっきりキャプテンのようなプレイングしてますけど………」

 

積牙は不安な様子で優に対し問いかける。

 

春香「大丈夫。前回お休みした分をカバー出来るだけの策があるから」

 

春香は自信を持った様子でそう呟いた。

 

優「その言いようは………最終兵器投入だな? 春香」

 

優は3回戦で春香の欠場理由を唯一知っていた為、茶化すようにそう問いかける。

 

春香「はい!」

 

春香は笑顔で返事をする。しかし、美矢や光一等の巫魔メンバーには訳が分からず、首を傾げるのだった………

 

 

 

その頃、蜜柑ベンチでは………

 

夜々「第2Qは巫魔相手に善戦できましたね」

 

第2Qの善戦について話し合っていた。

 

風夏「そうですね………でも問題はありますよ」

 

しかし、風夏は今の状況下でもまるで油断する様子を見せない。

 

風夏「まだあちらは本気では無い。5番、白宮春香さんが出てないのが気になりますね」

 

その理由は春香がここまで全く出ていない事に起因していた。

 

冬野「大丈夫だよ。2つのスリーポイントシュートは分かってる。それに、あれはどちらに飛ぶのかを読む事が出来れば、私のジャンプ力を持ってして止める事が出来るから」

 

冬野はそう言って自信を見せていた。

 

風夏「その自信は頼もしいですが………あの人は冬野さんみたいなスリーポイントシューターをブロックするのが得意な相手と戦った経験が1度………守城高校の試合の際にあります。それに、前回の意味深な欠場………油断は禁物ですよ?」

 

しかし、風夏は不安要素を感じていたのか、春香への警戒心を緩めないよう忠告をするのだった………

 

 

 

一進一退の攻防を経て、巫魔はいよいよ温存していた春香を投入する事に。果たして、今の春香に冬野の守りを突き崩す策はあるのか? そして、その策とはどのようなものであるのか………!?

To Be Continued………




次回予告
巫魔はいよいよ春香を投入し、冬野とマッチアップさせる。春香のスリーを封殺する事を狙う冬野だが、春香はこれまでとは違うスリーを狙っており………!?
次回「無敵のスリーポイントシュート(インビンシブルスリーポイントシュート)」
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