幻想籠球録~低身長バスケ部の記録~   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
押される巫魔は、いよいよ春香を投入する事に決める。その様子から、風夏は未だ警戒をしており………?


第297話 無敵のスリーポイントシュート

ハーフタイム後、巫魔はあかりを下げ、春香を投入。巫魔ボールで試合を再会することに。

 

冬野「やっと出てきた。ようやく私のやる気が上がってくるってものよ」

 

冬野はそう言うとやる気を出して身構える。

 

春香「………行きますよ!」

 

積牙達「おおー!!」

 

春香はそう言ってチームの士気を上げた。そして試合開幕。積牙が優真へボールをパスする。

 

優真「行きます!」

 

優真は素早い動きで上がっていく。蜜柑高校はマンツーマンディフェンスであり、冬野は当然のように春香に付いた。

 

冬野「アンタのスリー、止めてやるから」

 

冬野は自信を見せながら挑発する。しかし、春香は冷静な様子だった。その直後、優真は春香へボールをパス。早速春香vs冬野の構図が実現した。観客席のアリサはこの構図を目にし………

 

アリサ「春香………幾ら春香でも無策で敵うはずが無い………どうするの………!?」

 

流石の春香でも無策では敵わないと読んでいた。そんな中、春香は深く沈み込み、タメを作る。

 

冬野「(思ったよりタメが長い………でも、それは私にも強い踏み込みをするチャンスになる………!!)」

 

しかし、それは冬野にもタメを作るチャンスとなった。その為、春香が跳躍した際には、冬野はそれよりも高く飛び上がる。

 

冬野「(真上に飛んできたようだけど………弧を描く軌道ならもう封殺した………!!)」

 

冬野は春香のシュートコースを防いだと確信していた。

 

冬野「アンタのシュートコースは封殺したわ!!」

 

冬野は勝利への確信から春香に対してそう言い放つ。しかし、春香はその状況下でもパスをする素振りが無い。

 

春香「まだありますよ。私のスリーのシュートコースは………!!」

 

春香はそう言うと、ボールを勢いよく真上に放り投げた。

 

冬野「なっ………真上!?」

 

予想外過ぎる軌道に驚きの声を上げる。しかし、ボールは天井ギリギリまで飛んだ為………

 

修也「幾らなんでも無茶苦茶だ………!! あんなの距離感が読めでもしない限り無理だ………!!」

 

観客席の修也もこれは無茶苦茶と評した。しかし、高く打ち上がったボールは勢いよくゴールに向かって落下。綺麗にリングの中へ入った。

 

冬野「う、嘘………!?」

 

これには会場の誰もが驚きを隠せなかった。冷静な空気を見せる春香は背を向ける際に呟いた。

 

春香「………あれが私の第3のスリー………{無敵のスリーポイントシュート(インビンシブルスリーポイントシュート)}です………!!」

 

完成させた第3のスリーの名前を………

 

 

 

投入された春香は、密かに完成させていた第3のスリーを決めて見せた。その破壊力は会場の空気を変えるにはあまりにも十分であったのだった………

To Be Continued………




次回予告
{無敵のスリーポイントシュート}を決めた春香に対し、蜜柑高校の警戒は最大限のものとなった。春香へのマークが強まると共に、美矢と優真は蜜柑のある隙が生じた事に気づき………!?
次回「流れが動いた」
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