幻想籠球録~低身長バスケ部の記録~   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
第3Q開幕と共にいよいよ試合に投入される春香。春香は第3のスリー、{無敵のスリーポイントシュート(インビンシブルスリーポイントシュート)}を披露して冬野の守りを崩すのだった………


第298話 流れが動いた

春香が{無敵のスリーポイントシュート}を決めた事は蜜柑高校に強い緊張感を与えた。

 

風夏「皆さん、相手チームの5番春香さんは異次元のスリーポイントシュートを身に付けてきたらしいです。そこで………私達は春香さんを必ずダブルチームにしますよ!」

 

事実、風夏は春香へのマークを強め、常に春香をダブルチームでマークする事を決めた………

 

 

 

そして試合再開。春香を直接マークする冬野と、冬野のフォローに回れる位置に風夏が立つ事で、実質的に2人係のダブルチームを強いてきた。

 

春香「そう来ましたか………しかし、私ばかりマークしてて大丈夫ですか………?」

 

春香は驚きこそしていたが、強かな様子でそう返す。

 

冬野「………どういう意味よ?」

 

冬野は首を傾げる。そんな中夜々がパスしたボールを、優真が見事にスティールした。

 

優真「行きます、速攻!!」

 

優真は速攻を仕掛ける事を宣言。優真はドリブルで上がって行き、それを聞いた春香達は攻め上がっていく。

 

風夏「ディフェンス! 特に5番春香さんには撃たせないでください!」

 

風夏は冷静に指示を出す。春香には冬野を付かせ、風夏もやや春香に注意を向けつつも、積牙をマークする。

 

優真「(さっきのシュートで春香先輩は完全に警戒されている………でも!)」

 

優真は鋭く早いパスで美矢へボールを回す。

 

美矢「ナイスパス!」

 

美矢はそのままレイアップを狙う。そこに保谷と十夜の2人がディフェンスに来たが………

 

美矢「光一!」

 

美矢お得意の{自由なパス(フリーダムパス)}がここで発動。レイアップを撃つという直近でボールをフリーの光一へパスした。

 

風夏「………! インサイドで来ましたか………!!」

 

風夏もこれには驚いていた。しかし、今更風夏、夜々、冬野の3人には何も出来ず、光一は強烈なダンクを叩き込み、2点を加えた。

 

優「成程。インサイド攻めか………流れが動いた」

 

優は納得した様子でそう呟く。

 

結衣「インサイド攻め………?」

 

結衣は訳が分からないと言わんばかりの様子を見せる。

 

あかり「つまり………敢えて春香ちゃんを使わないって事よ」

 

あかりは結衣に分かりやすく説明をする。

 

優「春香にダブルチームするっていうのは、絶対にスリーを撃たれたくないという気持ちの表れだ。でも生憎、今年はインサイドにおいて強い戦力の方が多いからな………!!」

 

優達は春香が攻撃に参加出来ない状況を利用し、今回の策に出ていた。これにより、巫魔はインサイドの攻撃において隙を突く事が出来たのだった………

 

 

 

春香へマークを強める蜜柑だが、巫魔はそれを突いた戦術に打って出る。果たして、押されているこの状況をひっくり返す事は出来るのか………!?

To Be Continued………




次回予告
巫魔は勝利の流れを引き寄せる希望を見いだし始める。しかし、風夏の{サイドワインダー}だけは未だ攻略出来ておらず………!?
次回「まだ勝てるとは言いきれませんよね」
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