幻想籠球録~低身長バスケ部の記録~   作:Uさんの部屋

300 / 650
前回までのあらすじ
希望が見え始める巫魔だが、風夏の{サイドワインダー}を止める術はなかった。この事から巫魔はまだ勝てるとは言えない状況だった………


第300話 視点を変えてみよう

その後も積牙、美矢、光一の3人が風夏の{サイドワインダー}を止めようと奮起するが、全く止められなかった。

 

優「(あの3人が何度止めようとしても、手にボールが触れた途端軌道が変わってしまい、止めようにも止められないな………)」

 

優は{サイドワインダー}をブロックしようとすると、何故軌道が変わってしまうのか。それについて悩み続けていた。そんな中、風夏が再び積牙相手に{サイドワインダー}を放つ。案の定、積牙はボールに触れる事は出来たが、途端にボールの起動が変わってしまう。

 

積牙「だ、ダメなのか………!?」

 

止める事は出来ないのか………積牙がそう呟いた時………

 

春香「はああっ!!」

 

春香は軌道が変わったタイミングで、冬野を放置してボールの方へ走り出し、ジャンプする。

 

風夏「なっ………!?」

 

これには風夏も驚いていた。春香渾身のジャンプによって、何とか中指がかする。するとボールは突如として高さを失い、ゴールリングにぶつかった後、地面に転がった。

 

優「………! {サイドワインダー}を落とした………!!」

 

偶然にも{サイドワインダー}を不発に終わらせた春香。しかし、風夏はなんとか落下したボールを拾い、素早くレイアップで点を取った。

 

伊吹「ああっ、惜しいな………!!」

 

結果として点を取られてしまった巫魔。しかし、これを見た優には確かな閃きが走った。

 

優「成程………! 軌道を変えるというのはそういうデメリットもあるのか………!!」

 

優は思わずベンチを立ち上がる。

 

伊吹「ど、どうしたんだよ優………?」

 

伊吹は驚いた表情を浮かべる。その直後優は席に座り直すと………

 

優「{サイドワインダー}はボールが相手にぶつかった際に勢いを犠牲に軌道を変えていたんだ。どういうスピンをかけたらこうなるかはよく分からないけど………軌道を変えた後のボールはゴールに入る事しか想定していないから、ボール自体の威力は弱い。この辺は{蛇のシュート(スネークシュート)}に似た性質だな」

 

そう言って、軌道が変わった後の{サイドワインダー}について説明をする。

 

優「そういう原理なら視点を変えてみよう。どうしたら真正面から止めるのかでは無く………軌道を変えた後を狙ってみるとかね」

 

優はそう言って、{サイドワインダー}攻略の方法を考えるのだった………

 

 

 

春香の見せた偶然のディフェンスによって{サイドワインダー}攻略の糸口を見出す優。果たして、{サイドワインダー}を止める事は出来るのか………!?

To Be Continued………




次回予告
優は{サイドワインダー}の特徴から策を立て、コートに戻ることに。果たして、優の策は通用するのか………!?
次回「攻略法はこれだ」
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。